8月最後の平日。仕事帰りに富山駅に立ち寄ると地元産の果物野菜や名産品を販売するイベント「ゆうぞら駅市」で大賑わい。そこで以前から気になってた「越中風雅」という名の地ビールを一杯飲んで、すぐに帰宅しようと思ってたのですが…
「そういえば、おわらの前夜祭が今日までだ」とふと思いつき、八尾へワープ。
昼間に降っていた大雨も止んだし、涼しいし、金曜の夜だし…勢いでそのまま駅から出発。
9月1・2・3日の本祭は何度か訪れたことがありますが、前夜祭は初めて。
前夜祭は日替わりで演舞する町が交代するため、今日はどこの町の日か要確認です。移動中にスマホで調べたところ、今年の前夜祭最終日の今日は鏡町。
鏡町といえばおたや階段での演舞が有名。きっと観客多いだろうな…と、ぼんぼりの灯る八尾の街中をてくてく歩いて鏡町へ向かいます。
午後7時半頃に到着。開演は8時からのに、多くの観客でごった返す おたや階段。
やっぱり人気の階段は観客で埋まってたので、階段での観賞は諦めました。
↓そういえば昨年の秋にもおたや階段に来てました。
とりあえず階段の下へ移動。頭越しになんとか踊りが見える場所へ。
おわらの観客の年齢層は高め。ぱっと見渡すと60歳以上と思われる人がほとんど。(60代でも若い方かも)
周囲から聞こえてくる会話から推測してみると…富山弁ではない方言があちこちから聞こえるので、県外からの観光客ばかりといった雰囲気。
そして「昨年は~だった」と話す人も多いことから、リピーターも多いようで。
腕を伸ばして頑張って撮ってみた写真のスライドショーはこちらの動画でまとめてみました。
おわら風の盆 前夜祭(2019.8.30 鏡町)【とやまおでかけうさぎ】
動画内のピンボケだらけの写真をご覧になるとわかるように…おわらを美しく撮影するのって、素人には至難の業です。
開演前に案内があったとおり、踊りに支障がでるため演舞中のフラッシュ厳禁。なのに言った傍からフラッシュ撮影する人が後を絶たない。ルールを無視してフラッシュ使ったところで、そんなにいい写真が撮れてるのかは甚だ疑問ですが。
観光客だらけの最近のおわら風の盆は「自分が自分が~」のような自己中心的な観客も目立つようになり、残念です。
最後まで見ていたいところですが、電車(実際は電車ではなくてキハだけど)の時刻も気になるところ。
鏡町から越中八尾駅までは徒歩30~40分くらい。不慣れな暗い夜道なので、ちょっと早めに駅へ向かうことに。
ぼんぼりの灯る幻想的な坂道。おわらの季節だけの特別な風景。
禅寺(ぜんでら)橋で井田川を渡ります。
おわらデザインのこの橋から写真を撮れば、「おわら風の盆」らしい写真に。
井田川に沿って歩くとまた別の橋も。こちらは十三石(じゅうさんごく)橋(国道472号)。ずっと架け替え工事中でしたが、新しい橋が完成してました。今月17日に開通したばかりなので、ピカピカ。
福島を通過。9月1~3日になると、この道も多くの人で埋まるんだよね…と想像しながら歩いてしまいます。
JR越中八尾駅に到着。ホームに行列できてましたが、本祭の日の大混雑に比べれば全然たいしたことはないです。
前夜祭に訪れる人も増えてきたとはいえ、演舞会場を離れればいつものように静か。
人ごみを避けコンパクトにおわら風の盆を楽しむのなら、前夜祭のほうがよいかもしれません。9月1・2・3日は…どこもかしこも人だらけですから。
とはいっても、おわら風の盆を味わうのならやっぱり9月1・2・3日ですね。規模が全然違うんで。
そして、前夜祭は30日が最終日です。31日までと勘違いする人も多いみたいので(勘違いする人、それは昔の私のことです)