とやまおでかけ日記

富山県内を観光客のフリしてあちこち遊びに行って「とやまおでかけ日記」というブログ書いてます。

四季防災館で富山の自然と災害体験を学ぼう

今日から9月。越中富山ふるさとチャレンジのスタンプラリー期間も2ヶ月を切り、そろそろ検定勉強を兼ねたスタンプ収集も本腰を!ということで、富山市南部にあるスタンプ設置施設を中心にあちこちおでかけしました。

まずは富山県広域消防防災センター「四季防災館」からスタート。

行こうと思えばいつでも行ける距離の場所ほど後回しになりがちで。9月1日は防災の日ということをきっかけに、四季防災館を目指して思い切って出発。

数年前にボランティアとして総合防災訓練に参加した際に来たことがあったのですが、その時は時間がなくて地震体験しかできなかった記憶があります。
今日は他の体験もフルコースでチャレンジしてみたいところ。

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防災の日だからか、おわら風の盆初日だからか、小中学生の夏休み最終日だからか…この日は私が思っていた以上に多くの人が館内に。

ちょうど「平成の災害を振り返る」展示開始日でもありました。
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受付で体験学習希望の旨を伝え、案内スタッフと共に2階へ。
最初は自分一人で心細かったのですが、途中から親子連れ1組と合流。一人より何名かで体験するほうが心強かったので、合流してもらってホッと一安心。

四季防災館で体験したコーナーを簡単にご紹介。

  • 初期消火体験
    消化器(体験用なので中身は水)を使って、スクリーンに映る天ぷら鍋の炎を消火します。

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うまく火元に向かって放水できれば「成功しました」と表示されます。水が火元にあたらなければ「失敗」。ゲーム感覚で消火体験できるようになってます。
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燃え上がる天ぷらの映像が出たら「火事だー!!」と大声で叫んでから、消化器の線を抜いて放水します。映像は天ぷら鍋の他に、タバコ火災バージョンもありました。

  • 煙体験
    ホテル火災に遭遇したことを想定し、客室から煙の中をくぐって脱出する避難体験ができます。個人的にはこの体験コーナーがリアルすぎて一番怖かったです。

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部屋にはベッドがあり、ホテルのお部屋のようになってます。
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部屋に入ると案内スタッフはドアの外へ。体験者だけを残してパタンと閉まるドア。
しばらくすると火災警報が鳴り白い煙だらけ。煙で前が見えない中、壁伝いに非常ドアを探し出す…文字では伝わりにくいかもしれませんが、お化け屋敷のような恐ろしさがありました。
f:id:ai110-12368:20190901214105j:imageちなみに脱出方法を勘違いしてオロオロしていた私は、案内スタッフにポカーンと呆れられてしまいました。実際の火事だったら、私は確実に危険な状態でしたね…

  • 雪崩体験
    雪崩が起こる様子を体感します。ボタンを押すと雪に見立てた白いビーズがドサっと落ち、一瞬で木々も埋まってしまうほどの大量の雪が襲ってくる様子を見ることができます。f:id:ai110-12368:20190901214309j:image
  • 流水体験
    流れるプールの中を歩き、水害時の避難体験ができます。
    深さが場所によって変わり、水流も強くなるので、足元に十分注意しながら歩きます。
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水深が膝よりも上なので、長靴とカッパズボンがつながっている釣りズボンみたいな雨具を着用。

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履いたらこんな感じです。漁師さんみたいな装い。f:id:ai110-12368:20190901214132j:image

  • 風雨災害体験
    台風のような暴風雨を体験できます。

カッパズボンを履いたまま、フード付きの雨ガッパをかぶり、手すりのある部屋の中へ。

f:id:ai110-12368:20190901214341j:image丸いファンから強風、そして雨に見立てた水しぶきで全身ずぶ濡れに。

ちなみに…個人的には、この体験は思ったよりも怖くなかったです。

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  • 地震体験
    震度0から震度7までの10段階の揺れと、東日本大震災・阪神淡路大震災・熊本地震・新潟地震の揺れを体感。f:id:ai110-12368:20190901214135j:image

これはシミュレーションなので「これから揺れが来る…」と構えてから揺れるのですが、それでも震度5弱以上になると…やっぱり怖い。

実際の震災は何の前触れもなく、こんな大きな揺れがやってくるのか…と思うと、被災者の恐怖は計り知れないです。

富山は地震が少ない県とも言われてます。しかし大地震は日本全国で発生する可能性があるので、富山だからと安心できるわけではないですよね。つい「立山が守ってくれる」と油断しがちですが…

他にも火災警報器の展示

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豪雪の歴史パネル
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富山の家と雪降ろしのミニチュア
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フェーン現象のモデル
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映像で見る「寄り回り波」
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119番通報の練習ができる電話機(火事やけが人発生の映像を見ながら、本番さながらの会話練習もできるハイテク装置!)
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富山の名所の映像と地形解説
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そして特別展示「平成の災害を振り返る」
f:id:ai110-12368:20190901214139j:image消防隊員になりきれる顔ハメパネルも
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1時間くらいの見学のつもりで来ましたが、あっという間に2時間以上過ぎてました。
体験学習だけでも1時間半はかかるので、時間に余裕を持ってくるほうがよさそうです。

もちろん、越中富山ふるさとチャレンジのスタンプも忘れずに。
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体験学習を通して楽しみながら防災を学べる四季防災館。こんなに様々な体験がたっぷり楽しめて入館無料。小中学生のお子様連れにはピッタリのスポットですね。
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そして子どもたちだけではなく、「立山ブロックがあるから大丈夫!」と平和ボケしている富山に住む大人たちにも、ぜひ(自分自身も含む)

防災だけではなく、富山の自然・気候・地形についても学べるので、越中チャレンジ対策にも役立ちそうです。

予定よりもゆっくりと四季防災館で過ごしていたら、もう昼過ぎ。
次のスタンプラリーポイント「源ますのすしミュージアム」へ向かいます。

 

↓次回「源ますのすしミュージアム」へ続きます