富山県の緊急事態宣言も解除され、徐々に世の中が動き始めた5月下旬の週末。思い切って魚津市にある日本一美しい円筒分水槽・東山円筒分水槽へ。
数年前にその存在を知り、ずっと行ってみたかった場所。今年(2020年)4月に国の登録有形文化財(建造物)に登録されたことで近々整備化されるとニュースで知り「整備前の姿のうちに一度は見に行かないと!」と思い、初夏の魚津へ向かいます。
張り切って早起きしたので、早朝に現地到着。田んぼの真ん中に立派な看板があってビックリ。
近づいてみます。既にゴーッという水の流れる音。
溢れる水!まるで噴水のよう。いや、噴水というより温泉?(もちろん水は冷たいです)
よく見ると「平成25年度 うるおい環境とやま賞 水の賞」を受賞した証があります。
テーブル付きのベンチがあったことにも驚き。
このベンチに座っていれば、何時間でも眺めていられます。
気がつけばどれだけ時間が経ったのか…涼しげな水の姿に心癒されます。
ちょっと高台からも見てみました。円筒分水槽を全体的に眺めるなら、この位置がベストかも。
早朝ということもあって円筒分水槽には私一人だけ。ゆっくりと東山円筒分水槽を楽しめました。
↓動画も撮ってみました。この日の水の音と流れが楽しめます。
東山円筒分水槽【とやまおでかけうさぎ】
円筒分水槽の説明図。3つの農業用水へ公平に水を分けたことで争いを治めたのが円筒分水。
水田の中で存在感を放ち円形に流れ落ちる円筒分水槽を見ていて心が和むのは、そんな背景があることも一つの理由かもしれません。
東山円筒分水槽の水は片貝川の向こう岸にある円筒分水槽(貝田新円筒分水槽)から分水された水。そして貝田新円筒分水槽の水は片貝川にある黒谷頭首工より取水された水とのこと。
それなら、東山円筒分水槽を流れる水の源となる黒谷頭首工と貝田新円筒分水槽も見に行かないと!
…ということで、勢いと思いつきで片貝川に沿って先ずは黒谷頭首工を目指します。
→次回《片貝川の水めぐり・その2》へ続く
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