4月下旬、黒部ルート見学会の当選通知がレターパックライトで届きました。当選した日程は2020年度の第1回となる6月17日。九分九厘中止なのは目に見えてましたが、あえて自らキャンセルを申し出ました。
5月11日に中止が決まったことをニュースで知りましたが、既にキャンセルを申し出済みだったこともありショックを受けることもなかったです。
2016年に当選した時は欅平出発コースで参加したこともあり、次はぜひ黒部ダム出発コースで!と思い応募。一般開放される前にもう一度参加しておきたい気持ちも大きかった。ウイルス感染対策による中止の可能性もあるとは思いつつ、開催の可能性も五分五分であるかもしれないと思い切って応募ハガキを投函。
応募ハガキを送ったのは応募期間スタート直後の3月上旬。国内では学校の休校が始まりだしたものの、東京オリンピックも予定通りの開催とニュースで報じられ、国内の感染者数もまだ数えられる程で、富山県内の感染者数ももちろんゼロだった頃です。
2024年に一般開放が決まった黒部ルート(欅平と黒部ダムを結ぶ関西電力の保守・工事用輸送設備)
まだ一般開放前である現在、黒部ルートを見学するには公募に当選しなければならず、その公募も例年倍率が高く当選は難関。もちろん夏や秋の行楽シーズンの日程になれば、より高倍率に。
裏を返せば観光オフシーズンとなる6月は倍率も高くなりにくいので最も狙い目。当選を狙うつもりでの応募でした。
富山県黒部ルート見学会の応募状況(http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1401/kj00019856-003-01.html
)を確認したところ、私の当選した第1回の黒部ダム出発コースの倍率は3.8。
第2回までは例年通りの倍率のままですが、7月開催の第3回以降の倍率が低いことに気づきます。7月開催である第3回から第9回の応募期間は4月1日から。オリンピックの延期も決まり、全国各地で感染者数は増加の一途、富山県内でも感染者が現れ、各地の夏のイベント中止のお知らせも続々出てきた頃です。中止を懸念して応募を控える人が増えても不思議ではありません。
当選通知と共に添えられていた案内文。この用紙を見て「もしかしたら開催するかもしれない」と僅かな望みに懸けた当選者はどれだけいたのでしょうか。
わざわざキャンセルを自己申告しなくても、放っておけば中止になることは分かっていました。しかも、中止の有無に関わらず自らキャンセルすれば年内の別日程の応募もできなくなります(応募要項記載通りのルールであれば)それでも私はキャンセル連絡を入れました。
現在の状況でもし無事に開催された場合、安心して参加できる自信が自分にはなかったからです。黒部ルートの行程は三密が避けられないことは前回の参加でよく知っていました。竪坑エレベーター・上部専用軌道(6人くらいが密着して乗車するほど車内が狭い)・インクライン・電気バス…団体乗車の連続です。三密を避けるとするなら数名ほどでの見学会にするしかないでしょう。
「年内の応募は諦め、来年開催の当選に懸けよう」と思い、自戒の意味も込めて敢えてのキャンセルでした。
来年こそ、黒部ダム出発の黒部ルート見学会リベンジします!あと立山カルデラ砂防体験学習会もリベンジしたいです。立山カルデラ砂防体験学習会も3年前に当選したものの悪天候のため中止になり、未参加のままなので。
【おでかけうさぎのひとりごと】
この日記を書くのを機に、2016年に参加した時の写真がないか?と探していたのですが…パソコンの買い替え時にデータを丸々紛失してしまったようです。バックアップは大切ですね。
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