とやまおでかけ日記

富山県内を観光客のフリしてあちこち遊びに行って「とやまおでかけ日記」というブログ書いてます。

『劔岳 点の記』『散り椿』映画館ハシゴで連続鑑賞 〜TLO設置10周年記念上映会・初日へ

近年の富山県ロケ地映画作品を支えてきた「富山県ロケーションオフィス(TLO)」設置10周年記念ということで、過去の名作が再びスクリーンに期間限定で帰ってくる記念上映会が開催。これは見逃した作品をスクリーンで見ることができる貴重なチャンス!

記念上映会は2022年2月の毎週末に富山県内の各映画館で上映。日毎に作品・映画館が決まっているので、気になる作品を一覧で事前チェック。

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この中でスクリーンで見たい作品は、やはり『劔岳 点の記』この作品だけは見逃したくない!

他には同じ木村大作監督作品の『散り椿』も。公開期間内に映画館で観たかったのに、気づいたら終了して見逃したまま。できれば観たい。

『劔岳 点の記』と『散り椿』は同日別会場開催。2作品とも観たければ、映画館をハシゴするしかない…久しぶりに富山マニア心に火がつくスケジュールとなりました。

『劔岳 点の記』@ JMAX THEATERとやま

雪降る朝に早起きして、毎度お馴染みJMAXシアターへ。

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入口前にはTLO記念上映会の案内と、まもなく公開の富山県ロケ映画『牛首村』のポスター。
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いつもなら上映直前に券売機で購入してますが、今回は1回限りの限定上映なのでネットで事前予約。
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朝から館内が混み合っていたので「『点の記』を観にお客さんがこんなにたくさん来てる?!」と驚いてましたが…大半のお客さんの目当ては人気アニメの『呪術廻戦』のようでした。『呪術廻戦』目当ての人で券売機も混み合ってたので、事前予約しておいてよかった。

フロア内には『劔岳 点の記』の貴重なパネルや当時の特集記事が掲示され、鑑賞前からテンションも上がります。2009年公開時の資料、なかなか見られる機会はありません。
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ゆっくりロケ地マップも見たかったのですが…上映時間も近づき、上映後もダッシュで次の映画館(ファボーレ)へ向かうので…時間がない。とりあえずスマホで写真を撮って、あとでゆっくりと読むことに。

観客は年配の男性が多い様子。パッと見たところ客席はほぼ埋まってました。TLOスタッフの挨拶の後に作品上映スタート。

感想

『劔岳 点の記』を観たのは今回が2回目。初見は2〜3年ほど前。越中富山ふるさとチャレンジ検定対策としてアマゾンプライムで過去の富山県関連映画を一気にチェックしていた時です。

初めて観た時はスマホの小さな画面。当時はただひたすら剱岳登頂を目指す映画という印象しか残ってませんでしたが、今回改めて映画館のスクリーンで観て映画の印象がガラリと変わりました。立山の美しさ、そして厳しさも、大画面で観るからこそ目の前に迫ってくるものがありました。スクリーンだけではなく音響も、映画館ならではの臨場感あふれるもの。吹雪や崖崩れのシーンで思わず息を呑んでしまうのは、迫力ある音響があるからこそ。

前人未踏の登頂と思われていた剱岳で錫杖を発見~ラストまでは、涙腺が緩みつつも大どんでん返しのオチに茫然としたまま上映終了。今回は2回目の鑑賞で結末は知ってて観ていたというのに。それだけ映画の世界に入り込んでしまってたのです。

「達成したはずなのに、無かったことになる現実」「それでも信念を持って成し遂げたことに変わりはないはず」という現実と理想の間を揺れながらも仲間の存在に励まされる…そういえば最近の自分自身にもそんなことがあったなぁ、と。

初回にスマホ画面で観た時には見えてなかったドラマがこんなにあったのか、と気づかされました。

↓映画『劔岳 点の記』

劔岳 点の記

↓原作『劒岳 点の記』

『散り椿』@ TOHOシネマズ ファボーレ富山

『劔岳 点の記』の余韻も醒めやらぬうちに、総曲輪から婦中にあるファボーレへ急いで移動。雪による渋滞が心配でしたが、予想以上にスムーズに到着。
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当初予定されていた監督トークショーが中止になったため、記載されていた予定時刻より1時間前倒しで終了してたことに後で気付きました。

お昼時ということもあってか、映画館フロアは空いてました。ファボーレでは翌日(6日)に『脳男』も上映予定。

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『脳男』も検定対策として一度アマゾンプライムで観ましたが…かなりグロいです。爆発シーンもトラウマもので…

脳男

脳男

  • 生田斗真
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ファボーレ到着後すぐに予約しておいたチケット発券。ファボーレでもオンライン予約したのは初めて。
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観客の男女比は半々ほど。女性の姿が目立ったのは『散り椿』の出演俳優(岡田准一さん、西島秀俊さん、他)が理由かな?とも。こちらもパッと見たところ客席の2/3以上は埋まってた様子。

午前のJMAXと同様に、TLOスタッフの挨拶からスタート。JMAXからファボーレへ映画館ハシゴしてる人は私以外にも何名かいたようです。

感想

『散り椿』は今回が初鑑賞。なので、ストーリーよりもスクリーンに映る富山県内ロケ地チェックに意識が向かってしまいました。

内山邸、金岡邸、浮田家、立山寺、雄山神社、瑞泉寺…見覚えのある場所が次々と出てくる出てくる。

特に五百羅漢の紅葉と雪景色のシーンがとても美しく、印象的でした。

公開期間中に観たかったのに観れなかった…3年前の雪辱を果たしてスッキリです。

↓映画『散り椿』

散り椿

散り椿

  • 岡田准一
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↓原作『散り椿』

富山ロケ映画の魅力、それは身近な場所が映画になる新鮮さ

このブログを書き始めてから、富山県内ロケ映画を観に行く機会が増えました。富山ロケ映画を次々と楽しめるのも富山県ロケーションオフィスのおかげです。

よく知っている身近な場所が映画に出てくると見慣れた景色が不思議と色鮮やかに見え、なんだかワクワクするものです。そして映画を観た後に気軽にロケ地訪問できるのも楽しみのひとつ。

これからも富山ロケ映画作品は出来る限りチェックして、おでかけがてらロケ地めぐりも楽しんで、またこのブログ(日記)で紹介できたらと思います。

  • 富山の映画関連日記一覧はこちら

おまけ

ファボーレ到着後、時間に余裕があったので、フードコートでランチ。
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ドリンクは映画のチケット提示でサービス。ファボーレ到着後すぐに発券する理由は、お得なサービスのためなのです。