「敷きたてのレールを触ってみませんか?」募集要項にあったこのフレーズがツボにはまった私。
富山市・富山ライトレール主催「富山駅高架下路面電車工事現場見学会」に応募したところ無事当選。参加してきました。
富山駅南北接続事業の完成もいよいよ来年3月。
市電とライトレールがつながるのは北陸新幹線開業時だと思い込んでいた私は「まだ5年も先の話か…」と新幹線開業当時は途方に暮れ、まだまだ先の夢のような話だと思っていましたが、もうあと数ヶ月なんですね。早いものです。
この季節にしては珍しい青空の日曜日。敷きたてのレール日和の富山駅。
南口側セブンイレブン ハートイン前で受付。見学開始までしばらく待ちます。
受付にあったポートラムのポスター。なんとなく懐かしい雰囲気。開業当時のものでしょうか。
受付横では特設物販コーナーも。南北接続により消えてしまう富山ライトレールのグッズ売り尽くしセールです。(南北接続により富山ライトレールは地鉄に吸収合併されるため。消えるのは会社名で、岩瀬浜行きの路線が消えるわけではない)
在庫一掃ワゴンセールもあり、私も思わず飛びついてしまいました。
ヘルメットを受け取り、路面電車工事現場へ出発です。
ヘルメットをかぶって、南北自由通路を抜け富山駅北口側へ。



現在工事中で立ち入りできない柵の向こうのエリアへ。
コの字型のゲートは南北接続事業のシンボル。南北の境目にライトが点いてます。
以前から気になってた歩行者通路側に立つポールは、電車が来たことを歩行者に知らせる装置らしいです。電車が来ると赤く光るようになるとのこと。(写真撮り忘れました…)
北口側にも富山ガラス工房制作のガラス作品。10万枚のガラスの板が敷き詰めてられているとのこと。
南側が立山連峰をイメージしたグリーンに対して、北側は富山湾・岩瀬浜をイメージしたブルー。
レールの間に敷き詰められてる石の下には地下水が流れるようになっており、地下水の熱で融雪する仕組みになってるそうです。ふむふむ。
「5」の数字が透けて見えます。
こちらは「8」岩瀬浜方面。
いよいよ敷きたてのレールの中に入ります。足元に気をつけて、そっと降ります。
レールの形の説明。独特な形のレール(ドイツ製)をゴムを流して埋めているそうです。
ゴムの弾力で電車の振動が抑えられ、ガタゴト揺れずに静かに走行できるようになるとのこと。
そしていよいよ!!敷きたてのレールに触れる時間の到来!!
「弾力性のあるゴムの部分を触って確認してくださいー」とのことだったので、レールの境目あたりばかり触ってしまいましたが。(レール部は錆びてるし…)
弾力性といっても、もちろん固いです。コンクリートや鉄よりはスベスベしてるかな?といった感じでした。
広場に出て更にレールの解説は続きます。続いては分岐器の説明。トングレールと呼ぶそうです。
足元にある石畳の石は中国産の天然石。
歩行者横断通路部分は歩きやすいよう平たく敷き詰められてますが、立入禁止の線路内はワザと凸凹に敷いてあります。凸凹にして歩きにくくすることで、うっかり入っても「なんかおかしいな?」と気づけるための工夫だそうです。
↓白っぽいところは歩行者用エリア。黒っぽいところは立入禁止エリア。
クイズもありました。下の写真は「石畳の石はどこの国のものか?」という問題。答えは中国でした。(私は「広島県」と答えて間違えました。「どこの国?」と問題でも言われていたのに…)
最後に工事現場で記念撮影。記念写真は駅に飾られるそうです。(どこの駅かは聞きそびれてしまいました)
記念写真撮影後は、急いで退出。次の時間帯の見学者が待っているので…
2020年の春が楽しみです。開通したら先ずは南富山ー岩瀬浜ー大学前ー環状線…とフルコースで乗車してみたいです。
ヘルメット返却時に記念品プレゼント。ポートラムグッズ(在庫処分大サービス?)それと…
ジャポニカ学習帳の紙袋の中には…
「サトウコウギョウ学習帳」今回の工事現場見学会は佐藤工業の協力があっての開催とのことで、佐藤工業からのプレゼントでした。
オーバードホールも工事中のため、工事だらけの現在の富山駅北口。
この工事が終われば、北口の風景も大きく生まれ変わりそうです。(外観が南口とそっくりになってきてますが)
ライトレールの工事現場を見ていたら、目の前を走るライトレールに乗りたくなったので、見学会終了後そのまま富山駅北から乗車して岩瀬に行ってしまいました。
↓岩瀬へ行った日記はこちら
2020年3月追記:待望の南北接続日の日記はこちら↓