晴れた暖かい日が続いた3月末のある日、念願だった滑川ほたるいか海上観光に参加しました。昨年にも申し込んでいたものの荒天のため欠航となったので…今回はリベンジ参加です。*1
ちなみにこの写真は昨年(2017年4月)に参加した日の中止のお知らせ。
昨年は中止になったため、無料で深夜のほたるいかミュージアムで発光ショーを楽しみました。それはそれで貴重な体験だったのですけど…
「深夜の発光ショー、今年はもう見たくない!とりあえず船には乗りたい!」
その願いが通じたのか、私の参加日は晴れた穏やかな波の日。今日こそは出航間違いない!安心して午前2時頃、真夜中のほたるいかミュージアムに到着。
昨年は「中止」の看板があった場所には「乗船受付」の看板!一年越しの夢、とりあえず叶いました。
受付では申込完了時にメールで受け取った予約完了票を提出。私は心配症のためプリントアウトしたものを持参しましたが、スマホやタブレット画面の提示でもOKとのこと。
代金(大人5000円)と引き換えに乗船券を受け取ります。今回は「キラリン」と「若潮」2隻での出航。私は「キラリン」に乗船することに。
ライフジャケットを受け取り着用します。
滑川市のゆるキャラ「キラリン」と記念撮影。ちなみにキラリンは女の子です。私は男の子だと勘違いしてましたが…
軽食コーナー「みちcafe wave」も「あさcafe wave」として特別営業。メニューは限定されていてコーヒーなどのホットドリンク中心。私の好きな海洋深層水つべつべ塩ソフトクリームは残念ながら朝メニュー対象外。また昼間に来よう。
まもなく午前3時。いよいよ観光船が停泊している滑川漁港へ歩いて向かいます。漁港は受付場所(ほたるいかミュージアム)から歩いてすぐの場所。
深夜の滑川漁港。スタッフの指示に従って次々と船へと乗り込みます。
今回、私が乗ったキラリン号。「ほたるいか海上観光」の横断幕が船に着けられています。
午前3時すぎに船は出港。ホタルイカ定置網のある沖の方まで約20分ほど移動。
移動中の船内で、ホタルイカの定置網漁や光る仕組みについて滑川市職員から解説。大きなホタルイカの模型を使って説明していました。
そして漁を行っている定置網の場所に到着。漁師さんが網を力いっぱい引いている姿が見えてきました。
日中は20度を越す暖かさでも深夜の海上は冬のように寒い。そんな中、漁師さんは毎朝ホタルイカ漁しているんだな…と、しみじみと見学。
1つ目の網では…光るホタルイカの姿はなかなか見えず。
話には聞いていましたが、観光パンフレットの写真のように青白い光のシャワーが見えることは稀で珍しいこと。乗船できても光るホタルイカが見られない日もある、と。
下の写真は観光船のスタッフがタモ網ですくったホタルイカ。定置網の外側にいたホタルイカを網で取ったもの。ピクピクと動いています。
今年のホタルイカ漁は不漁の傾向ということで、この日もほたるいかの数は少なめ。定置網にかかるのはイワシばかり。イワシのウロコがくっつくとホタルイカの価値が下がってしまうとのことで、漁師さんはイワシを取り除いて海へと戻していました。
続けて2つ目の定置網の場所へ船で移動。2つ目の網のほうでは青白く光るホタルイカがチラホラ。ようやく光るホタルイカ、見ることができました。
漁師さんがとれたてのイカ(ホタルイカではないけれど)をその場で焼いてくれました。
漁師さんの焼いてくれたイカを船内で食べながら滑川漁港へ戻ります。
帰りの船内では滑川市のPR映像が流れていましたが…参加者の多くは皆ウトウトと目を閉じてました。
夜明け前の午前5時前、船は滑川漁港へ帰着。
ほたるいか海上観光の様子を動画でもまとめてみましたので、ぜひYouTubeもあわせてどうぞ。写真よりも漁の雰囲気が伝わってきますよ。
滑川ほたるいか海上観光(2018年3月キラリン号より)【とやまおでかけ日記】
ほたるいかミュージアムへ戻ると、プレゼントとして出発前に撮影した記念写真と干したホタルイカをいただきました。
3月末の春休み中ということもあり、小学生の子ども連れの家族も多く参加。子どもたちから漁師さんへの声援もあり賑やかな雰囲気での楽しいホタルイカ漁見学になりました。 もちろん県外からの参加もありましたが、半分位は私と同じような県内からの参加だった模様。この日はありませんでしたが、海外からの参加も増えているそうです。
ほたるいか海上観光…電話予約は受付開始後まもなく満席になりキャンセル待ち、予約できても欠航で中止の日もあるし、乗船できても光るホタルイカが見られない可能性もある。そしてパンフレットのような青白い光の渦が見られる日はほとんどないとのこと。まるで運試しのような年に一度の滑川の一大イベント。
昨年は欠航でしたが、今年は乗船できて光るホタルイカも見ることができたので…かなりラッキーだったかと。
来年の参加は…未定かな。深夜の滑川へ向かうのもなかなか大変なので気軽に毎年は行けないな…というのはここだけの話ということで。
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*1:ほたるいか海上観光の詳細について→ ほたるいかミュージアムのページへ