「そうだ、春の四重奏を見に行こう!」
朝、目が覚めて「あ、今日は山が見える気候だ!」と察知した私は、慌てて電車に飛び乗ったのです。あさひ舟川春の四重奏、行くなら今だ!と。
富山駅から約50分ほど電車(あいの風とやま鉄道)に揺られて泊(とまり)駅へ。
ちなみに…泊駅は富山県側の第三セクター・あいの風とやま鉄道と新潟県側のえちごトキめき鉄道との乗換駅ということで、「あいのトキめき駅」という愛称がついたとのこと。
舟川べりへ向かう前に、駅の待合室でパンフレットを物色。
こんなチラシもありました。一見チラシですが、よく見るとこれは…折り目に沿って組み立てると…文庫本ブックカバーに!明文堂書店と朝日町観光協会のオリジナルブックカバーのようです。そういえば明文堂書店の発祥の地は朝日町でしたね。
春の四重奏期間中(4/10~18まで)泊駅前から出発する臨時バスに乗車して向かいます。初回乗車時に400円払えば、あとは1日乗り放題。(臨時バスは1回ごとの運賃設定はなく、フリーきっぷのみでの対応のようでした)このバスは最後に「らくちーの」にも立ち寄るので、春の四重奏を楽しんだあとにお風呂を楽しむのもいいですね。食事だけの利用もできるので気軽なランチにも使えます。*1私がバスに乗車したこの日は地元・泊高校の生徒たちがバスガイドとして乗車していました。高校生ならではのフレッシュな声での案内。朝日町から見える山(朝日岳や白馬岳など)の名前の説明、映画ロケ地(木村大作監督の「春を背負って」)の案内などもあり、バス乗車中の短い時間でしたが楽しく過ごせました。
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そしてバスはチューリップ畑前に到着。曇り空とはいえ、北アルプス山々の姿は迫って来るかのようにくっきりと見えます。チューリップの奥に黄色く見えるのが菜の花。桜はほとんど散ってしまってましたが、かろうじてほんのりピンク色が残っていたので…3.5重奏、ギリギリ四重奏といったところかな、と。昨年も春の四重奏を見に来ましたが、チューリップと菜の花畑の場所が昨年と変わっていました。チューリップは毎年同じ畑で栽培すると生育に影響がでるため、と聞いたことがあります。チューリップ・菜の花・山景色を堪能したあとは、てくてく歩いて桜並木へ。この日はちょうどイベント開催日。聴こえてくるのはお馴染みの哀愁漂う胡弓のメロディ…八尾のおわらでした。朝日町でおわらを見ることになるとは…人混みも全くなく、特等席でおわらを堪能できました。桜の木の下での演舞もまた、9月の風の盆とは違う優雅な雰囲気でした。桜はほとんど散り、桜の花びらが舞い落ちていましたが…木の幹に咲いている花も見つけました。
県外からはもちろん、最近は海外からの観光客も増えているようです。昨年あたりから朝日町は「春の四重奏」など観光にも力を入れてきているな、という印象があります。
今回もダイジェスト動画作ってみたので、YouTubeもあわせてご覧下さい。おわら演舞や川のせせらぎの音も楽しめますよ。
実は…この日は他にも行きたい場所があったのでした。その場所とは…リニューアルオープンした埋没林博物館です。
続きの日記(魚津埋没林博物館)はこちら
2019年4月追記:翌年(2019年)に春の四重奏へおでかけした日記はこちら