「米騒動」それは日本史の教科書の中で、唯一の富山に関する出来事(少なくとも私の学生時代では)
しかし日本史の授業では駆け足になりがちな大正時代の出来事であり、どんな事件だったのかあまりよく知らない人もきっと多いはず。私もその一人でした。
そんな「米騒動」が富山ロケで映画になる!というニュースに富山県内が沸いたのは言うまでもないこと。その映画タイトルは「大コメ騒動」
監督は『釣りバカ日誌(11〜13)』『超高速!参勤交代』で有名な富山市出身の映画監督・本木克英さん。
↓富山ロケで話題になった『釣りバカ日誌13』
↓『超高速!参勤交代』
主演は井上真央さん。そして出演は室井滋さん、立川志の輔さん、柴田理恵さん、左時枝さん、西村まさ彦さん、内浦純一さん…と富山出身俳優が勢揃い!
全国公開日は2021年1月8日でしたが、富山県は1月1日からの先行公開。私も全国公開より一足早く鑑賞。
翌日から大雪の予報が出てたので雪が降る前に…と思い、仕事帰りに映画館へ。水曜日の夕方にもかかわらず割と客席は埋まってました。
↓翌日以降に災害級の大雪に襲われるとは、この時はまだ知る由もありませんでした…
映画はとにかく富山弁のオンパレード!富山弁のネイティブである私たちは理解できるけど、全国公開した時に字幕が必要なのでは?と心配になる程、次々と飛び出す流暢な富山弁。
「大コメ騒動」の富山弁は違和感なく自然に聞き取れるのでストレスフリーでした。富山出身の出演者がネイティブな富山弁を話せるのは当然ですが、富山出身ではない出演者もネイティブな富山弁!これには驚きました。いつもなら富山を舞台にした映画やドラマで聞く富山弁は何となく不自然で違和感が気になりストーリーに集中できないこともあるのですが、「大コメ騒動」は安心してストーリーに集中できました。
室井滋さん演じる「おばば」の迫力に圧倒されっぱなし。私にはこの映画の主役は「おばば」なのでは?と思ってしまったほど。そしてちょこちょこと枠外からナレーターのように登場する立川志の輔さん、米商店の女将役の左時枝さん…と、この映画には個性の強いキャラが続々と登場。
富山県庁や竹内源造記念館など、富山県内で見慣れた建物もさりげなく登場するのも面白かったです。
↓映画でも一目でわかった特徴的な富山県庁の正面玄関
↓『大コメ騒動』では小杉展示館内も使われてました
館内には新聞に掲載された特集記事を集めたコーナーも。
主題歌は米米CLUBの『愛を米て』主題歌も含めて米へのこだわりを感じずにはいられない作品でした。
↓『大コメ騒動』ロケ地巡りを兼ねた魚津歴史めぐり日記はこちら
鑑賞後、力強いパワーと元気を映画からもらえました。富山に縁のある人はもちろん、歴史好き、米好き…そしてちょっと元気がない時にも再び観たくなる映画です。
↓Amazon Prime Videoでの鑑賞はこちら
↓2021年5月に映画監督本木克英展を見に行った日記はこちら
1月29日公開の『おもいで写眞』この映画も富山ロケなので見に行きたいな…(『おもいで写眞』は2月に見に行きました)
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