11月のとある秋晴れの日、射水市(旧小杉町)にある県民公園太閤山ランドへ。もう何年ぶり(何十年ぶり?)か思い出せないほど久しぶりの太閤山ランド。
小学生の頃は夏になる度にプール目当てで家族で頻繁に来ていましたが、中学生以降は訪れる頻度も減っていき。大人になってからは一度来たような来てないような…もはや記憶にもないくらい。
とりあえず四角い形の展望塔を目指して歩き出します。
幼い頃、プールへと続く道だったこの通路。昔は緑色だった記憶がありますが、あれから数十年…現在は色褪せてます。
太閤山ランドのシンボルといえる、謎な形のモニュメント。ちょっと薄気味悪い音楽がモニュメントから聞こえてきます。幼い頃は不気味ながらも怖いもの見たさで、ドキドキしながらモニュメントの中に入っていたものです。
中は万華鏡のように鏡だらけ。なお、このモニュメントは噴水でもあるので、足元はベタベタに濡れてます。足元注意。
じつはこのモニュメント、富山県置県100年を記念して造られた「置県百年モニュメント」。「百年の泉 スペースマンダラ」と呼ぶそうです。この不気味なモニュメントが未来の曼荼羅だったなんて、この歳になって初めて知りました。
どのあたりが曼荼羅なのかは、私にはちょっとわかりませんでしたが。言われてみればあの不気味な音楽、立山博物館のまんだら遊苑でも似たような音楽が流れていたような気がします??
展望塔を目指して歩き続けます。ここは「あじさい通り」。道の両側にあるのは全てアジサイ。太閤山ランドといえば6月のあじさい祭りが有名です。
こちらは「紫陽庵」お茶室がある休憩所です。
畳のお部屋で少し休憩。アジサイの季節になれば、この部屋からの景色も素晴らしいのだろうな…と想像しつつ。
来年こそは「あじさい祭り」の季節に来よう!と決意しつつ、先へと進みます。
2020年7月追記:翌年の6月、あじさいの咲く「あじさい通り」を散歩しました
さらにテクテク歩いて…ようやくお目当ての展望塔に到着です。
この展望塔は不思議な形の建物。立方体の辺だけが建物になってるので、標高は92メートルですが1階と2階しかないのです。
エレベーターで2階へ。海方向を眺めると、遠くに新湊大橋も見えます。
こちらは立山方向。富山市内から見る立山とはまた違う雰囲気。同じ県内でも場所によって見え方が変わる…それも立山眺望の楽しみ方のひとつ。
展望塔内に並んでいる食堂風のテーブルと椅子。ここでカレーやラーメンが食べられるわけでもないのですが。
この展望塔を登ると、1992年に開催されたジャパンエキスポ富山(JET'92)を思い出します。この展望塔も開園当初からあったものではなく、ジャパンエキスポに合わせて建設されたもので、当時は「JETタワー」と呼ばれていました。学校の遠足ではもちろん、家族でも遊びに行った思い出があります。ジャパンエキスポ開催中は、いつもの太閤山ランドではない特別な場所のように思えたものです。(年齢がバレますね)
展望塔を降りると、美しく紅葉した木々がお出迎え。秋を感じます。
紅く染まった木々を通り抜けて、進みます。
またまた謎のシンボルモニュメント登場。題名は「たぎり」だそうです。
富山平野を流れる川をイメージした「せせらぎの道」。テスト対策も兼ねて河川クイズにもチャレンジ。
ここは庄川をイメージしたせせらぎ。
せせらぎの流れを追っていきます。どこへ流れ着くのか?
せせらぎはボート池(中堤)へと注がれていました。
池に沿って作られている歩道・ボートデッキ。改築されて間もないのか、新しくきれいな遊歩道です。
ボートデッキを歩いてる途中でみつけた、かわいい草花。
気が付けば夕暮れどきが近づいてきました。木々の向こうに、ちょっと見えた虹の色。
池の近くに「コイのおやつ」販売機。エサではなくて、おやつ。百円玉を入れて回すと、粒状の鯉のエサが入ったモナカが出てきました。モナカもコイのおやつになるので、ゴミを出さないアイデアだな…と感心。
おやつを投げる前から足元に鯉が寄ってきます。「人間の姿=おやつが来る」と学習しているのでしょう。
池には迷い込んだ1羽の白鳥もいました。鯉とカモばかりの池で、白色の白鳥の姿は目を引きました。
秋の太閤山ランド散歩。知っていたようで知らなかった新発見ばかりの楽しい時間になりました。
最後に…園内にあるゴミ箱。これは昔から変わらないかわいい形。懐かしかったです。