観光列車・一万三千尺物語乗車日、記念乗車証が一日乗車券としても使えるとのことで、観光列車の乗車前にちょっと電車移動してみることに。
もう少し朝早く出発すれば、越中宮崎駅または石動駅まで行けたのですが…あれこれ家のことをしていたらお昼に。富山駅からも近く、そして駅から徒歩圏内で、短時間で越中チャレンジのスタンプも複数押せる場所…ということで、射水市の小杉駅へ。
小杉は鏝絵(こてえ)のまち。鏝絵とは…漆喰で作られたレリーフのようなもの。壁から浮き出たように立体感があるのが特徴。左官職人が鏝で描くことから鏝絵と呼ぶそうです。
駅にある鏝絵は、鏝絵を生かしたまちづくりとして、あいの風とやま鉄道になってから新たに設置されたもの。(JR北陸本線時代は「小杉駅」の文字だけがあった)
全国唯一の鏝絵駅舎看板らしいです。(参考資料:パンフレット・小杉まちなみ鏝絵看板MAP)
私が小杉が「鏝絵のまち」と知ったのは4〜5年ほど前の最近のこと。幼少の頃から縁があり、数えきれないほど訪れていた地域だったというのに鏝絵のことは全く知りませんでした。
駅から歩いて約10分。下条川の側に鏝絵の資料館・射水市竹内源造記念館があります。「鏝絵のまち小杉」と「越中富山ふるさとチャレンジ」の旗が目印。
ちなみに所在地住所は「射水市戸破」「戸破(ひばり)」はテスト*1によく出る難読地名の一つです。
館内には竹内源造の鏝絵作品や道具の展示が中心。予約制で鏝絵制作体験もできるようです。
玄関の上にある装飾にも竹内源造の鏝絵が使われてます。
館内の作品だけではなく、この建物自体も国登録有形文化財。昭和の戦前からある建物です。内装も独特の雰囲気があり、レトロ建物巡りとしても楽しめますよ。
2階の展示室内にある椅子に座って、窓辺を眺めてみたり。
私の古い記憶では、昔ここは図書館だった記憶が微かにあります。さらにその昔は町役場だったらしいですが。いつの間に鏝絵の記念館になってたんだろう?と初めて来館した時はその変化に驚きました。
↓実はこのイベントチケット購入のため春頃にラポールに行ったついでに竹内源造記念館に訪れていました。当時はこの「とやまおでかけ日記」を始める前だったので、残念ながら初来館日記はないのですが…
もちろん越中チャレンジのスタンプも忘れずに。入口前の分かりやすい設置。
来館は3年ぶり2度目でしたが、スタンプはまだ押せてなかった場所。ようやくスタンプ押印できました!今年のスタンプも順調に3つ目。
あちこちに設置されてる観光案内看板を参考に…しなくても場所は知ってたのですが…念のため確認。射水市になってから旧小杉町も観光に力が入ってきたのでしょうか??
続けて、射水市小杉展示館へ。竹内源造記念館から歩いて3〜4分ほど。目と鼻の先です。こちらも3年ぶり2度目の来館。
こちらも「越中富山ふるさとチャレンジ」の旗が目印。こちらの建物も国登録有形文化財。こちらは明治時代からの建物です。
ぱっと見は質素な蔵に見えますが、中はレトロでお洒落な洋風建築。昭和54年まで銀行として使われていた建物とのこと。館内にあった金庫の扉が銀行時代の名残となってました。
こちらにも鏝絵看板発見。街のあちこちのお店にオリジナルの鏝絵看板があるのも楽しい。(昔はこんなに鏝絵看板はなかったような気がする…)
小杉展示館では「小杉焼」と呼ばれる焼物が展示されてます。独特の形をした青緑色の徳利が印象的。
そして小杉展示館も竹内源造記念館と併せて、レトロ建物探訪としても楽しめるアンティークな雰囲気の館内です。
もちろん小杉展示館でもスタンプを忘れずに。スタンプ置き場にある手書きの「越中富山ふるさとチャレンジスタンプ」の文字に温かみを感じます。
4つ目のスタンプGETです。奇遇にも3つ連続で小杉のスタンプ。
↓ちなみに今年2つ目のスタンプは太閤山ランドでした
一万三千尺物語の集合時刻も迫りつつあるので、短い時間でしたが小杉駅へ急いで戻ることに。
途中に旧北陸道の歴史解説看板がいくつもあり、興味深くじっくり読みたかったのですが…電車の時刻も迫ってたので、とりあえず写真にだけ納めておきました。
途中、郵便局にあった鏝絵に目を奪われたり。丸いポストの鏝絵がかわいい。
今回の小杉滞在時間はほんの1時間ほどでしたが、鏝絵の街と小杉焼を鑑賞し、スタンプも2個集まり、短いながらも内容の濃い時間になりました。
さて、お楽しみの観光列車が待ってるので、2駅先の富山駅へ向かいます。
↓次回「一万三千尺物語 懐石料理コースに乗ってみた」へ続く。
↓射水市(小杉)関連の日記一覧はこちら
*1:もちろん「越中富山ふるさとチャレンジ」のこと