富山市議会の不正を追ったドキュメンタリー映画『はりぼて』の監督お二人が登壇すると聞き、ほとり座へ。
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今回は大島新監督『国葬の日』について語るトークイベント。
ほとり座に五百旗頭さんと砂沢さんが揃うのは3年ぶりですが、私がお二人のお話を聞くのは6月に開催されたチューリップテレビドキュメンタリーフェスティバルでのトークイベント以来。
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映画『国葬の日』とトークイベントの感想
- まず、この映画は「国葬」に対する映画ではなく、国葬の日の日本各地の光景を切り取った映画だったこと。私も映画を見るまでは「国葬を取り巻く政治家や反対運動を追うドキュメンタリー」だと勝手に思い込んでた。
- 映画を見終えて強く印象に残ったのは「政治への無関心さ」「実生活と結びつかない政治の世界」
- 大学生くらいの年齢だと子供の頃から総理大臣がずっと安倍元首相だった。だから特別な存在だという考えは自分の世代とは違いすぎて「そっか、若い世代はそんな風に捉えてるのか…」と驚かされた。
自分の子供の頃は総理大臣は数年(数ヶ月もあり)おきにコロコロと変わってたので、首相という存在にテレビタレントやアイドルのような親近感や愛着を持つという発想は持てなかったな、と。 - トークイベントでは自分の意見の根拠が薄い「フワフワしている」層を映し出してる映画というお話があった。そして自分自身が国葬の日に何をしていたのかを思い出させる映画だとも。
私自身はどうだっただろう?と一年前を思い出そうとしたけれど、特に記憶にない。当時の私は国葬に関してはあまり興味がなく、賛成でも反対でもどちらでもいいと思ってた「フワフワしている」1人だったと言える。 - ステージ上のお二人のお話はもちろん、観客からの意見も聞き応えがあった。このようなイベントでは自分の意見を持ち発言にも積極的な人が集まるので、ステージ上と観客席で互いに意見交換が活発になりやすい。そのやりとりを聞く時間も自分には無かった感想や気づきが多く、刺激になる。しかし私自身は挙手してその場で話すことが苦手(よくパニックになって何を話してるのか自分で訳わからなくなる)なので忘備録も兼ねてブログやSNSに書き残すようにしている。
今回は終演後にサイン会等の時間は特に設けられては無かったので、館内の『国葬の日』の掲示物を読んで映画を振り返り、ほとり座を後にしました。
今月は再来週にもほとり座のトークイベントに参加予定。次は『岡本太郎の沖縄』(2回目)と『イザイホー』楽しみです!
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