とやまおでかけ日記

富山県内を観光客のフリしてあちこち遊びに行って「とやまおでかけ日記」というブログ書いてます。

生誕120年 棟方志功展 ファイナルとなる東京展へ

春に富山県美術館から始まった「生誕120年 棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ」

夏の青森。そして秋、ついに巡回展ファイナルとなる東京展がスタート。

富山、青森と続けて行ったからには東京も行かないわけにはいかない!と、東京国立近代美術館へ

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東京国立近代美術館に到着

東京の美術館はとにかく人が多い!混雑対策として予めローソンで前売券準備して平日の午後に美術館に到着。
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それでも棟方志功展の会場には続々と切れ目なく人が並ぶ…やはり大都会東京。
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富山、青森とスペースも広く人も多くない会場が続いてたので…覚悟はしてたものの人の多さに面食らう私。

東京展オリジナル・音声ガイド

東京展でのお楽しみは音声ガイド!
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富山・青森では音声ガイドが無かったので、ようやく東京で解説付きで見れたのは嬉しい!阿佐ヶ谷姉妹のユニークでほんわかするトークや歌声も楽しめました。会場毎に各々の異なる楽しみ方があるので、3度目の鑑賞でも新しい発見がいっぱいです!

東京展での富山・福光

青森からの上京時代の作品から、富山・福光コーナーへ
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スペースの関係上か前期後期での入替のある作品がいくつかあり、一度に見られる作品の数はやや少なく感じられましたが…(青森展が広さも作品数もスケールが違いすぎたともいえる)

東京で見る『立山連峰を望む海岸風景』
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富山の象徴のようなこの絵と向きあうのは、「世界のムナカタ」となる代表作の『二菩薩釈迦十大弟子』

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立山連峰と十大弟子の間に、福光駅からの道のりを描いた巻物『法林經水焔巻』が展示。

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富山・福光、その先に「世界のムナカタ」が生まれた…そんな印象を強く与えるかのような展示で。
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棟方志功の描く富山・福光の世界も、展示場所が変わるだけでこんなに印象が変わるとは…富山、福光、青森と周ったからこそ味わえる楽しみでした。

阿佐ヶ谷姉妹の音声ガイドのおかげで、この絵の中の棟方志功さんも発見!
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この絵を見たのはもう4度目なのに、初めて気づくことができたのは音声ガイドのおかげです。

そして光徳寺の華厳松もお目見え!


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解説と共に完成当時の写真の展示もありました。
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解説横の写真は富山と青森ではなかった(ような気がする)ので、また一つ新しいお楽しみを発見!
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板木の木目や形もそのまま作品に活かしていた…というポイントが知れたのも音声ガイドのおかげ。
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そして東京でも発見!日の出屋製菓の包装紙!
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見慣れた包装紙のデザイン。なんだかホッとします。
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富山県外で富山らしさを見つけるのが、最近の私の旅の楽しみのひとつになりました。

ツアー完通したからこその楽しみ方

展示場所の数だけ新しい表情を見せる作品たち。
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展示順序や壁紙の色との組み合わせで同じ作品でも印象変わります。美術館の数だけ楽しみが増えるのです。
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所狭しと並べられた作品たち。

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棟方志功ほどの巨大なスケールは、そう簡単に収まりきらないようで。

富山展・青森展で見てきた作品たちが東京展ではギュッと詰め込まれていました。

こんなに多くの人の目に触れられるのは、東京だからこそ。会場では海外からのお客様と思われる人も多く見かけました。

日曜美術館などの関連番組、NHKアーカイブス、そして「びじゅチューン!」の再放送案内も最後にさらりと。
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「びじゅチューン!」の再放送はEテレで11/14(火)、17(金)に放送予定。もちろん「十大弟子のバスケ大会」です!

最後には十大弟子と記念撮影ができるパネルもありました。
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MOMATコレクションも鑑賞

棟方志功展のチケットで美術館所属作品MOMATコレクションも楽しめました!
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ここでも棟方志功さん発見!


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棟方志功が版画家を目指すきっかけとなった版画家・川上澄生の作品も並べられました。

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他にも洋画・日本画・写真・映像作品・蒔絵などなど数多くの作品が勢揃い!「棟方志功展のついでに…」と思って立ち寄りましたが、MOMATコレクション展もボリュームの方は驚くほど多くて広くて。

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「ついで」なんかではなく、もう一つのメイン展示でした。

そして「眺めのよい部屋」からの景色。爽やかな秋晴れ。


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美術館からの景色は高層ビルも多いけれど緑も豊かで。富山の街中より東京の方がレトロな建物が残ってたり、自然も豊かなような気がします。
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この日の午後は丸々美術館でゆっくりのんびり過ごし、歩いて東京駅へ行き新幹線で帰りましたとさ。
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春に富山県美術館でスタートした生誕120年棟方志功展をきっかけに…

南砺市の福光でスタンプラリー完走して…

青森市の棟方志功記念館にも立ち寄り…

青森県立美術館まで足を延ばし…

そして今回の東京で棟方志功展ツアー完通達成です。この半年でかなり棟方志功に詳しくなれた自信があります。

東京での展示が終わり、年が明けて華厳松が光徳寺に戻ってきたら…また福光へ行こうかな。

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