富山地方鉄道のイベント「ちてつ電車フェス前夜祭 14760形40周年記念&14722号引退プレイベント」に参加しました。
今回が第3回の開催とのこと。第1回・第2回の時は迷ってるうちに募集が締め切られてて参加できなかったことが悔やまれます。
はじまりは電鉄富山駅から。参加者は皆熱心な地鉄ファンばかり。濃度がかなり高いイベントです。
参加者を乗せた臨時列車は上滝線へ走り出します。富山では珍しい快晴。立山連峰も期待できます。
月岡駅に到着。
きれいに改装されてる駅舎。
映画「RAILWAYS」のラストシーンに使われている駅でもあります。
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参加者は車両やヘッドマーク撮影・駅舎見学など各々のこだわりで楽しみます。
このイベントでは行動も自由で、沿線からの車両撮影のためにフリーきっぷ(参加者に配布される)を使っての別行動もOK。鉄道愛好者の痒いところに手が届く、フレキシブル対応に初参加の私は驚き。
次は上滝線の終点・岩峅寺駅へ。
ここは映画「劒岳 点の記」ロケ地としても有名。
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趣のある駅舎。雄山神社前立社壇の最寄駅です。境内までは確か徒歩10分足らず。(初詣で何回か行ったことあります)
こちらでも撮影会は盛り上がります。
列車は立山線に入り、有峰口駅へ。
こちらで車内に残って立山駅へ向かう参加者と、徒歩で千垣鉄橋撮影へ向かう参加者へと分かれます。
私は千垣鉄橋目指して、途中下車を選択。
徒歩10分ほどで到着したのは芳見橋。
この橋からは立山連峰・常願寺川・本宮砂防堰堤の景色も美しいのですが…
本日のメインはやはりこちらの千垣鉄橋。鉄橋を走る列車は速度を落とすので、撮影しやすいな…と撮影素人の私は思いました。
かぼちゃ列車が走り去った後、鉄橋を走るイベント車両撮影のために芳見橋に残る参加者もいましたが、私は有峰口駅に戻り列車の中から橋を再度楽しむことに。
車内から芳見橋に残ってる参加者に手を振りましたが…皆さん熱心に撮影中でした。
千垣駅で一旦停車し、折り返してもう一度鉄橋へ。ちなみに千垣駅は立山博物館最寄駅です。(徒歩30分くらいですが)
鉄橋を渡る様子は動画からどうぞ。ちなみにBGMにしたオルゴールは橋を渡る時に車内で流れてたものを使ってみました。
有峰口駅で鉄橋撮影から戻って来た参加者と合流し、再び車内へ。おにぎりやますの寿司など各自持参の昼食を車内で楽しんでいると、楽しい秋の遠足気分。
戻りは立山線から。立山連峰の姿が追いかけてきます。
あっという間に稲荷町駅へ。各駅停車しないので通常よりも速いスピード。
アピアで遅めのフリーランチタイム&お買物タイム。私は大黒やでうどんをいただきました。
そしてこのアピアでは「秘密の場所」へのご招待も。
その場所とは…アピアの屋上!!
普段は関係者以外立入禁止ですが、この日は特別に参加者だけに開放。
アピア屋上から眺める景色。稲荷町駅&車両基地はもちろん、立山連峰も一望できて最高です。
稲荷公園方向からは北陸新幹線の姿も。
アピア屋上から撮影した稲荷町駅もこちらの動画からどうぞ。
アピアショッピングセンターでのフリータイムも終了し、再び稲荷町駅からイベント車両へ。
ここから4両編成になったのと、沿線からの撮影に臨む参加者も多かったこともあり、座席は妙にガラガラでしたが。
本線より上市駅へ。進行方向が変わる駅です。
上市町といえば「おおかみこどもの雨と雪」細田守監督出身地です。(今年はテストに出ること必至)
上市駅でも撮影会は盛り上がります。
各駅にさりげなくある「日本海みそ」の雪ちゃんがどうしても目に止まる。(日本海みそは上市町で作られてます)
車内ガラガラだったので、車内の様子も撮ってみました。
以前から気になってたレトロな宇奈月温泉の広告も撮ってみました。
上市駅から折り返し、再び富山方向へ戻ります。この日は夕暮れ時まで立山の姿がしっかり見える好日。なかなかないです、こんな日。
常願寺川を渡る時、空も赤く染まってました。
イベント列車は電鉄富山駅へ。ここからは「ちょこッと鉄たび」アルプスエキスプレスに乗車です。アルプスエキスプレス初乗車の私はワクワクが止まらない。
車内でイベント特製弁当を味わいながら、参加者と楽しく歓談。
この包み紙一枚でお弁当の価値とテンションがぐっと上がります。
ちなみに包み紙の下は…富山ではイベント時お弁当の定番・芝寿しの北陸浪漫。
(大人になってから本社が金沢と知り驚いたことがあるというのは、ここだけの話です…)
北陸の食を味わえる上品なお弁当。どの品が富山なのかは私もよくわかりませんでしたが…やはり昔から馴染み深い芝寿し。とても美味しくいただきました。
お酒(なぜかアルコールはストロング酎ハイ)で参加者のテンションも上がりまくる中、いつの間にか夜の西魚津駅へ到着。
実はこの駅は魚津水族館の最寄駅。
多くの人は車移動orあいの風の魚津駅からコミュニティバスで行くことが多い気がします。
利用者が多いのは学校の遠足かミラコンの帰りくらいのような気がします…
それはさておき、夜のアルプスエキスプレス撮影会スタート。
ライトもついて、暗闇の中の車両も輝いて見えます。
楽しい時間はあっという間。終点の電鉄富山へ向かってアルプスエキスプレスは走り出します。
ジャンケン大会で盛り上がりもラストスパート。
そして電鉄富山駅へ。長く濃い1日。名残惜しさを感じる間もなく、アルプスエキスプレスは地鉄スタッフを乗せて足早に去って行きましたが。それもまた一興。
前夜祭という位置づけですが、朝から晩までのフルコース。
参加者は熱心な地鉄ファンばかりということで、心優しい紳士が多い印象でした。(おそらく女性参加率は5%未満?)
県外からこのイベントのために富山に来られる熱心な方々が大半のようで、富山に生まれ住んでる私よりも富山に詳しい方ばかり。話を聴くだけでも富山の勉強になり、良い刺激も受けました。
親子連れでの参加者もあり、とてもほのぼのとした和やかな空間でした。
そしてイベントスタッフである地鉄社員たち自身もイベントを楽しんでいる姿が印象的でした。
かなりマニアックな空間でもあるので参加前はやや緊張してましたが、和やかな雰囲気で楽しめてとても良かったです。
また機会があれば、参加してみたいところ。そしてその時は、もう少し地鉄の勉強しておきたいな…と。
この日に撮った写真等はまとめて動画(スライドショー)でどうぞ
2019.11.2ちてつ電車フェス前夜祭【とやまおでかけうさぎ】
さて、このイベントはあくまでも前夜祭。「ちてつ電車フェスティバル」の本祭は翌日へと続きます。
↓次回「ちてつ電車フェスティバルへ行ってみた」はこちら