ピストン藤井のペンネームでお馴染みのライター・藤井聡子さんの著書「どこにでもあるどこかになる前に」出版記念トークショーがある知り、私も参加しました。
ちなみにピストン藤井さんのトークイベントは以前、金沢の文学フリマで参加経験あり。
その日「郷土愛バカ一代!」も全巻購入。その後日「泥酔3分くらいクッキング」も購入。いつか富山で開催されるイベントにも参加してみたいと待ち望んでいたところでした。
トークショー前に読んでおきたい!と思い、予め書店で購入。
これまでの「ピストン藤井」名義とは違う語り口なのかな…と想像して読み始めた私。内容は仕事への葛藤、様々な人との出会い、変わりゆく富山への複雑な想いなどシリアスで真剣なもの。とはいえ独特のユーモアを散りばめた文体は変わらずでホッとしながら読み進めました。
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読了した時の率直な感想は…富山に住む同世代としての共感ももちろんですが、「富山らしさって何だろう?」と深く考えさせられ、読後感はスッキリ爽快というよりは、良い意味でモヤモヤする感覚。富山の空の色のような親しみのあるモヤモヤ感でした。
で、富山市民プラザ3階の会場へ。
数日前に事前申込した上で会場へ向かいました。
会場は満席。北日本新聞での紹介記事でイベントを知り駆けつけた方もいらっしゃいました。
そして私は気合入れて最前列へ。ご本人を目の前にしながらトーク&スライドショーをたっぷり2時間超楽しみました。
今回のショーは藤井さんと出版元の里山社・清田さんとのトークセッション。東京時代からの長い付き合いであるお二人とのことで、息のあった和やかな雰囲気での掛け合い。
まずは出版の経緯からトークはスタートし、その後スライドショーへ。「どこにでもあるどこかになる前に」に出てくる場所・店舗・藤井さんの仲間たちなどの写真が次々と紹介。
スライドショーでは休館前のフォルツァ総曲輪をはじめ、JR北陸本線時代の富山駅や取り壊し前の旧大和など「懐かしい…」と思わずにはいられない写真も続々と。懐かしいと思いつつも、まだ10年も経ってない頃の写真。この10年間での富山中心部街の変化はそれだけ目まぐるしいものでした。
そしてフォルツァ総曲輪休館前に開催されたピストン祭「FUJII ROCK FES 2016」の映像も公開。映像内では大阪屋ショップのテーマや日本海みその歌唱に、皇国晴酒造の昔のCM「豪華生一本」の替え歌でフォルツァ総曲輪の存続を訴えた「フォルツァKEEP ON」で会場全体が拳を振り上げる熱いシーンも。
…ああ、当時の私はなぜまだピストン藤井さんを知らずに過ごしてしまってたのだろうか…とピストン祭の映像で爆笑しながらも、どこか悔しい私。私も一緒に大阪屋ショップ歌ってみたい…
2019年12月追記:11月に開催のピストン収穫祭のライブにて大阪屋ショップ一緒に歌いました。
オリジナルうまい棒のプレゼントもありました。
そして最後はサイン会。長蛇の列がついてましたが私も並んで本の裏表紙にサインいただきました。
出版記念トークイベントは来月には金沢、今後は東京・大阪などでも開催予定とのことで。
トークショー終了後、再び「どこにでもあるどこかになる前に」を最初から読み返したくなりました。そして「郷土愛バカ一代」も…
サイン本は後生大事にしようと思います。