とやまおでかけ日記

富山県内を観光客のフリしてあちこち遊びに行って「とやまおでかけ日記」というブログ書いてます。

ついに黒薙温泉へ〜念願の黒薙デビュー【黒薙温泉で泊まろう・その2】

鐘釣駅からトロッコ電車で折り返して、いよいよ今回の目的地・黒薙温泉へ向かいます。

↓前回の日記はこちら

黒薙温泉もずっと行きたかった場所のひとつ。江戸時代からの歴史があり、宇奈月温泉の源泉(←ここテスト*1によくでます)。トロッコ電車でしか行けない秘境の宿。

そして最も私の心惹かれるポイント。それは「テレビも携帯(但しdocomoは除く)もネットもつながらない」ところ!デジタルデトックスには最適の場所です!電波やネットのない世界で癒されたい…そんなデジタルデトックス目当ての私には日帰りの選択肢はなく、宿泊一択だったのです。

黒薙駅も初めての降車。

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振り向くと、黒薙温泉へ続く入口。f:id:ai110-12368:20200713150107j:image線路を渡り、この階段からスタート。
f:id:ai110-12368:20200713150449j:image見た目通り急な階段です。一歩一歩踏み締めて、コケないように…
f:id:ai110-12368:20200713124724j:image道は一本道。途中に案内看板もあるので迷うことなく進めますが…
f:id:ai110-12368:20200713124716j:imageこんなところや…
f:id:ai110-12368:20200713124846j:imageこんなところも潜り抜けたり。
f:id:ai110-12368:20200713124906j:imageそれでも、山の景色やアジサイに心癒されるので、道のりは思ったよりも苦でもなく。
f:id:ai110-12368:20200713124753j:imageついにゴール。帰りはこの道を戻るのか…と思うと、ちょっとグッタリしますが。
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↓黒薙駅から黒薙温泉までの道のりをスライドショーでまとめてみました
黒薙駅→黒薙温泉旅館までの道のり(2020年6月)【とやまおでかけうさぎ】

チェックインしたのは、ちょうど日帰り入浴客が帰り始める時刻。とりあえず歩き疲れた私は部屋でゆっくりすることに。

部屋から滝が見えます。まるで動く絵画のよう。何時間見てても見飽きません。
f:id:ai110-12368:20200713124854j:image窓の外は清流でした。日中は窓を開けて、水の流れる音を聞きながら、ひたすら部屋でぼんやりと過ごします。
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川の音は思ったよりも気にならず。二重窓で音もだいぶ鎮まります。もちろん完全に川の音が聞こえなくなるわけではないので、音が気になる人には気になるとは思いますが…

せっかくなので電波チェック。スマホ(LINEモバイルのソフトバンク回線)も電波なし!
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ガラケー(ソフトバンク)も圏外!もちろんワンセグも圏外!
f:id:ai110-12368:20200713124804j:image部屋にある「お宿のしおり」で黒薙温泉のお勉強。読み物としても楽しめるしおりでした。
f:id:ai110-12368:20200713124731j:image黒薙温泉限定のフェイスパック。これはお土産として家で使おうかな。
f:id:ai110-12368:20200713124757j:image夕食前に内湯で汗を流し、露天風呂「天女の湯」へ。お風呂はもちろん撮影NGなので温泉の写真はありません。

露天風呂「天女の湯」は、事前にホームページやパンフレットで調べていたとはいえ…想像を遥かに越えたスケールのお風呂でビックリ!

崖の上にお風呂があるかのような…そして真下に川。湯船に入るとモクモクとあがる湯気、そして川に向かって溢れ落ちるお湯。言葉で説明するのも難しいですが、とにかく大自然の中での開放感が飛び抜けています。あまりの開放感に、明るいと自分一人でもなんだか恥ずかしくなるくらいので、日没後の方が落ち着いて入浴できたような気がします。

この日の宿泊者は10人未満だったこともあり、他のお客さんと浴場で一緒になることはほぼなかったです。貸切気分でゆっくり温泉が楽しめました。

そしてお待ちかねの夕食!ランチらしいランチも食べてなかったのでお腹ペコペコ。

山の幸を中心とした、富山らしいメニューです。岩魚にホタルイカ、揚げたての天ぷら。
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昆布〆め。普段は苦手だけど、旅気分なこの日は美味しくいただきました。
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メニューを見て「『カジキ』?珍しい魚の昆布〆めなんだなー」と思いましたが、冷静に考えたら昆布〆めでお馴染みの「サス(富山弁でカジキのこと)」のことでした。カジキとは普段言わないので…

「の」の字の昆布蒲鉾。山菜やススタケなどの煮物。(もしかしたらススタケも富山弁?!)
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そして宇奈月ビール!こちらは館内の自販機でも販売してました。
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もちろん完食!ご飯もふっくらと炊き上がってて美味しかったです。
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食後にもう一度「天女の湯」へ。黒薙温泉で最も有名な大露天風呂は翌朝にすることに。

ネットもつながらないので手元のスマホも触ることなく、早めの就寝。普段は暇さえあればスマホ片手にネット三昧。どれだけ依存しているか、使えなくなってようやく気づくものです。

朝まで熟睡…というわけにもいかず。早く就寝してしまったために真夜中に目が覚めてしまい、とりあえず夜中の川の流れを写真撮影してみたり。
f:id:ai110-12368:20200713124801j:image気がつけば夜も明け、雨の音で目が覚めます。目覚めたら目の前に、滝。贅沢な瞬間。いつまでもこの部屋に留まっていたい…f:id:ai110-12368:20200713160807j:image

朝食前、雨が小降りになったのを見計らい大露天風呂へ。(もちろん大露天風呂も撮影NGなので写真はありません)

河原にドーンとある露天風呂は、これもまた想像を遥かに越えた大自然の中の露天風呂。早朝の宿泊者女性専用時間で自分以外の人はいなかったとはいえ、あまりの開放感にタオルだけでは落ち着かなくて…次はちゃんと水着を着用して来ようかな?と思いました。(大露天風呂に限り、バスタオルや水着着用可能)

朝風呂の後はお楽しみの朝食。湯豆腐ではなく、温泉豆腐。そして温泉玉子。
f:id:ai110-12368:20200713124817j:imageワラビの和え物。フキノトウの味噌炒め。ご飯がすすむメニュー。
f:id:ai110-12368:20200713124750j:image朝食ももちろん完食。ご飯もおひつでお代わり。ごちそうさまでした。
f:id:ai110-12368:20200713124820j:image食事時間にお隣のテーブルと一緒に(こちらも同じく富山からのお客さん!)と、ご飯が美味しかった記念として「おひつ」の写真を撮りました。「おもしー!おもしー!」と一緒に笑いながらの楽しい時間に。(「おもしい」は富山弁で「おもしろい」)
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食事後はチェックアウトぎりぎりまで部屋でゆったり。気がつけば二度寝してました。

そして名残惜しくもチェックアウト。旅館の皆さん、一緒に食事を楽しんだお隣のテーブル席の方々と互いに「またここで会いましょう!」と挨拶をして、昨日来た山道を再び歩きます。
f:id:ai110-12368:20200713124921j:image食事の時にお隣テーブルさんから教えてもらった花もみつけました。
f:id:ai110-12368:20200713124720j:imageこの階段を降りると、もう黒薙駅。
f:id:ai110-12368:20200713124834j:image帰りのトロッコは貸切車両状態。これなら足も伸ばせます。
f:id:ai110-12368:20200713124917j:image昨日は泥色だった宇奈月ダム湖。グリーンの水が戻ってきたような。
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一泊二日の富山県内旅行。朝も早くなく、帰りも遅くなく。f:id:ai110-12368:20200713164621j:image

富山県内に住んでいると、富山の宿に泊まる機会はなかなかないものです。県内であればほとんど日帰りで行き来できるので。
f:id:ai110-12368:20200713124901j:image日帰りできる距離だとしても宿泊すれば時間に余裕も生まれ、よりゆったり過ごすことができます。一泊だけでも十分に楽しめるのがいいところ。

富山県内宿泊旅行、また近々計画立てて行こうと思います。ええ、もちろんキャンペーンは落選してるので自分の力で…

2021年6月追記:1年後、またまた黒薙に泊まりに来ました

 

*1:テスト=越中富山ふるさとチャレンジ検定