個人的な忘備録として、災害級とも言われる今回の大雪について日記に残しておきます。普段のこのブログは「富山県内のおでかけ日記」ですが、流されてしまうSNSだけではなく、ブログに残しておこうと思って。
なのでいつもの日記よりも写真少なめ、文字多め、思いつくがままの文章になります。そしてこの日記はあくまでも私の個人的な所感です。
2021年1月6日水曜日
ニュースでは盛んに「警報級の大雪」と叫んでいる。年末年始の寒波のピークも去り、残雪はまだあちこちに残るものの、青空も見え、気温も年末年始より寒くない。大雪になるまえに話題の映画「大コメ騒動」観ておかなくちゃ!と思い、仕事帰りに映画館へ。
↓映画「大コメ騒動」鑑賞の日記はこちら
2021年1月7日木曜日
相変わらずニュースでは今夜から「警報級の大雪」「不要不急の外出は控えて」と言っている。一体三連休に何が起こるのだろう?たまたま耳にした朝のローカルニュース。北陸三県からのリレー。福井県のアナウンサーだけが「携帯電話の充電」「3日分の食糧の準備」と具体的な大雪対策を伝えていた。「え?大雪くらいで、そんな大袈裟な…」と思ったものの、スマホ用の予備充電池を用意。仕事帰りにラーメン屋に寄った後、更にスーパーへ買い出しへ行った。スーパーはまだ通常営業。特に混み合うこともなく品揃えもいつも通り。
翌朝は覚悟して出勤しなければならない…と思い、早めに就寝。既に雪は降り始めていたが、いつものベチョベチョな雪と違って妙にサラサラ。こんなサラサラでフンワリした雪はこの辺りでは珍しい。今回の雪はいつもと違う。明日は道路凍結で交通機関にも遅れが出るはず。早めに、できるだけ早めに出勤しなきゃ…と思いながら就寝。もちろんスマホの充電はコンセントにつないだままで。
2021年1月8日金曜日
いつもより早めに起床して出勤準備。JRが止まっても地鉄が止まることは全く考えてなかった。遅れても動いてることを前提にしていた。しかし様子がおかしい。車道が渋滞してるのはいつものこと。しかし、富山市内中心部を走る市内電車を全く見かけない。富山駅に到着、バスターミナルに長蛇の列。まぁ、これも大雪ならいつものこと。あいの風とやま鉄道が動かなくなったら、地鉄バス頼みになる。
富山駅の中は市電を待つ人の行列で渦を巻いていた。乗り場をはみ出して新幹線の改札口の前で行列が渦巻いてた。今日が始業式の学生たちも多く待っていた。富山県内では休校になった学校も多かったようだが、富山市内では休校にならなかった学校も多かったようだ。
電車が来る気配は全くない。そう思った私は雪道を歩き出した。市電で移動する範囲なら、徒歩移動は不可能ではない。中心部はスプリンクラーのような融雪装置がある場所が多い。普段の雪なら融雪装置から出る水が解かしてくれる。しかし融雪が機能してない。水が出てなかったり、出ても水量が雪の量に追いつかない。歩道は雪で狭くなっており、人ひとりしか通れない。すれ違い時には道を譲り合って前へ進んだ。通勤だけでいつもの何倍も時間がかかったが、定時に間に合った。早く家を出てよかった。
さすがに夕方には除雪が進んで市電も動き出してると思ってたが、相変わらず走る電車はひとつも見かけない。朝と同様に再び歩き出す。雪の降り方は朝よりも激しい。富山駅まで着いたら温かいラーメンでも食べようと思ったが、店は真っ暗。どうやら臨時休業のようだった。他の店舗もシャッターが閉まったところが多い。
市電乗り場には電車がいた。しかし誰一人並んでいない。
回送の表示。雪を積んだ電車が2つ並んで停車したまま。運転士も誰も乗ってない。
「これはただ事ではない」と思い、普段とは異なる電車の写真を撮ろうとしたところ、その場にいた地鉄の社員に「申し訳ありません。ただいま運転見合わせ中です。」と頭を下げられた。単に写真を撮ろうとしただけの自分だったので申し訳ない気持ちになった。
南富山駅前方面の乗り場には手書きの運転見合わせのお知らせが立てかけられていた。ああ、今日は終日市電が動き出すことはない。やっとそのことに気づいた。
電鉄富山駅の様子も気になり寄ってみた。ただならぬ雰囲気。発車案内の電光掲示板も消えていた。
新聞記者やテレビカメラがウロウロしてた。それほどのことが今、富山では起こっている。
ラーメン屋が閉まってたので、すぐ食べられるお惣菜でも買おうかと思い、エスタ地下のスーパー・アルビスへ。入店するといきなり店内に「蛍の光」が流れ出す。まだ18時前なのに。レジは大行列。商品棚はお菓子やお惣菜が品薄になりかけてた。
「3日分の食糧の準備を」という2日前の言葉を思い返す。間違いなくこれから物流ストップになる。明日以降はスーパーの棚が空になるかもしれない。明日からの三連休は買い物できないことになりそう。今のうちに買っとかなきゃ!と、お惣菜だけでなく野菜も買い増し。停電なった時のことを考えて、調理しなくても食べれるお菓子やパン、ゼリーなども買い足し。店内で蛍の光がリピートされる中、混雑するレジに並び、買い物袋を手にして再び雪道を歩き出した。
日が沈み暗くなったので遠回りでも街灯のある大通りを歩くようにした。枝からの落雪が怖くて街路樹や桜並木のある道は避けた。雪の降り方はますます強くなる。「負けないで」と「さんぽ」を口ずさみ、自分を励ましながら歩いた。
車道の車は全く動いてないようだった。信号機の色が変わっても、車に動きはない。車道は凸凹。普通に車が進む状態ではなかった。徒歩が一番早くて確実な移動方法になってたが、それすらも危険を伴うもの。足を滑らせて、穴に落ちたり用水路に落ちたりしないように慎重に歩かなくてはならない。積雪が多いと水路と道の境目が見えなくなるから。
玄関前も雪がこんもりと積もり、辺りには足跡すらない。どうやら足跡にもすぐに雪が積もって消えてしまうようだ。少しの凹みからかき分けて玄関へ。ようやくゴールに辿り着いた。
エアコンのスイッチを入れたものの、温風がなかなか出ない。窓を開けて室外機の前後にあった雪を取り除いたら動き出した。屋根付きのベランダなのに、室外機は半分ほど埋もれかけていた。室外機にも雪対策が必要だったな、と学んだ。温かいお風呂に入って、買ってきたお惣菜を温めて、お正月前からある地酒を飲みながら、ホッと一息。
テレビが家にないので、ついついスマホばかり見てしまう。SNSで大雪の状況確認ばかりしてしまう。深夜になっても立ち往生で帰れない人が続出してることが分かってきた。帰宅できただけでも幸せ。そう思う反面、今でも寒い中帰れず雪と格闘してる人が周辺に多くいると思うと心が痛む。
1月9日土曜日
カレンダー通りの勤務のため三連休。富山県に緊急事態宣言は出てないが、ステイホームで三連休を過ごすと決めた。不要不急の外出自粛を呼びかけられなくても、こんな状況では怖くて外に出られない。
昨夜は不安で一睡もできず。YouTubeで富山テレビのお天気カメラ映像を見守ったり。Twitterでは「富山テレビ」がトレンド入りしてた。
エアコンの動きが鈍くなり、室外機を雪から掘り起こそうと窓を開けたら、積もった雪が室内へ雪崩れ込んだ。室外機の掘り起こしは諦めエアコンのスイッチを切り、足元用の小型のセラミックファンヒーターで凌ぐことにした。
そして電気毛布を使って布団の中で過ごした。部屋は暖まらないけど、寒さは十分に凌げる。
もし停電になったら我が家の暖房器具は全く使えなくなる。建物の都合上、石油ストーブも使えない。電気がなくても使える湯たんぽでも買っておけば良かった…と、また一つ学んだ。
身体の中から温めようと、生姜入りの味噌煮込みうどんを作った。
窓の外の様子を見たくても、雪で窓が開けられない。周辺では雪降る中、住居周辺の除雪をしてる人がいる。一戸建て住宅に住むのもいろいろ大変そうだ。
全国区のニュースでも富山市の大雪が取り上げられてはいたが、全国的には新型コロナによる緊急事態宣言の方が優先のようだ。今は都会のコロナ対策の話よりも富山の大雪に関する情報の方が必要なのに。土日祝となるとローカルニュースを得るのは平日以上にネットを駆使しなければならない。新聞も配達されずテレビも全国ニュースが中心となると、ネットが使えない人は地元のニュースなんて全く得られない。そんな世の中に今なってる…と、改めて実感。
2021年1月10日日曜日
富山県内テレビ局のお天気カメラをYouTubeで見る限りは、主要な車道の除雪は進んでる模様。しかしカメラに映ってない箇所はどうなってるのかは分からない。とりあえず自宅周辺のことがよくわからない。
Instagramのタイムラインは臨時休業のお知らせで溢れ、Twitterのタイムラインは大雪関連のニュースで溢れた。車中で2泊した人もいるようで、県内中が大変なことになってるようだ。スーパーやコンビニも品薄が続出らしい。金曜にスーパーで買い物しといて良かったと安堵。
ベランダから雪が溢れかかっている。室外機も完全に雪の下に埋まってしまった。なんとかしたいものの、窓も開けられないのでもう諦めている。
テレビ局・新聞社からの情報もSNSから得ているが、個人アカウントの発信の方が切実でリアリティがある。メディアでは伝えきれてない現状があるのは、大雪でなくても常にあるのだから。
災害級の今回の大雪で自分の身の回りに起こったことをブログに書き残そうと思い、PCを立ち上げた。
部屋の明かりが時折不安定になり、ついに停電が迫ってきてるのか?と怯えるが、スマホ充電の予備もあり、使い捨てカイロもある、食べ物も買い込んであるし、懐中電灯も手元にある。だから大丈夫…と自分に言い聞かせている。まるで台風対策のようだ。災害級というより、災害。
この日記を書いているうちに、外が子どもたちの声で賑やかに。除雪をする大人たちも朝より増えてきた。3日ぶりに青空を見た。日差しがありがたい。少しでも解けてくれないかな…と思うものの、雪の量が量なので、簡単には解けそうにない。小窓を少し開けて換気。窓開放して、私も外に飛び出したい…と思ったものの、まだまだ油断できない状況なのと特に用事もないので引き続きステイホーム。
山間部に位置する実家の状況が気になり連絡したところ、道も除雪され公共交通機関も動き買い物も支障なくできてるらしい。雪も1メートルも積もってないとか。冬の雪の多さと不便さにうんざりして平野部へ転居した私としては複雑な気分。こちらは目の前に確実に1メートル以上はあるというのに。ここ数日はいろいろとよくわからないことばかり起きている。
Twitterやニュースばかり見ててもウンザリなので、Kindleで本を購入して、スマホで読む。読みたい時に自宅から即購入して即楽しめるKindleは本当に便利。こんなときにネットショッピングなんて配送業に携わる方々に申し訳なくてとてもできない。不要不急のネットショッピングも数日間は控えておきたいところ。ニュースでは北陸宛のゆうパックの引き受けも休止したらしいし、買い物したってどうせ届かないのだから。
2021年1月11日月曜日(祝日)
午前中にまた更なる雪が降ってきたものの、昼には青空が見え始める。
昨夜の寒さが堪えたため、ベランダで埋もれてるエアコン室外機を掘り出すことに。
部屋に新聞紙やビニールシートを敷いて、そーっと窓を開けて、除雪作業。ベランダのため雪を除ける場所がない。下は道路のため落とすこともできない。お湯で少しずつ解かしてみた。なんとか室外機の周辺だけは空間を確保。氷も取り除き、無事再稼働。これで今夜からは寒さから逃れる。良かった。
さて、明日の出勤は大丈夫なのだろうか?県からは休業やテレワークを勧めてるらしいが、私には無関係の話。手取りが減るため欠勤する訳にもいかない。
散歩を兼ねて通勤経路確認に出かけることにした。自宅周辺と富山駅周辺の様子も知りたかったので。
外に出て歩き出すと、想像以上の雪の世界が広がっていた。雪による物理的な外出自粛のため車も人も少ない。
最寄りのコンビニやスーパーマーケットに寄ってみた。噂通り空の棚が多い。野菜や肉類、パンや弁当、牛乳、卵、冷凍食品は空っぽ。菓子類も品薄。しかしペットボトル飲料や酒類、アイスクリーム、漬物や佃煮類など保管がきくものは普通に置いてあった。何もかもがない訳でもない。
あちこちのゴミ集積所にカラスがたかっている。もう午後になるというのにゴミ収集がされてないようだ。ふと車道を見るとスタックしてるゴミ収集車がいた。今日明日はゴミ出しも控えたほうがよさそうだ。
主要道路は除雪が進み、車はほぼ普通に走っていた。しかし、一つ道が変わると除雪状況は一変。雪の塊で凸凹なところ、圧雪で道が真っ白になってるところ。車道は除雪されても歩道は放置されてる箇所も多く、一つが一人ずつしか通れない迷路のようになっている。
いつもの道が通りにくく、普段とは違う通れる道を探しながら歩く。
富山駅。さすがに人が少ない。タクシー乗り場には行列がついていた。
電鉄富山駅では「稲荷町行き」の案内。行き先が一駅分なんて、こんなの見たことない。
運休で人のいない あいの風とやま鉄道改札付近。合格祈願「すべらサンド」がまだたくさん余ってる。
例年なら配布日に行列に並ばないと手に入らないくらいなのに…
そして市電乗り場。岩瀬浜行きの富山港線は運行再開していたが、こちらは金曜日夜から何も変わらず。
運転見合わせの張り紙が電車に貼ってあり、地鉄の係員もいませんでした。動かす気配は全くない雰囲気。
駅から近い電停の様子を確かめに行ってみました。
電鉄富山駅・エスタ前。乗り場は除雪されてますが、線路に雪が詰まったまま。地鉄の係員が線路の復旧作業をしてたものの、どうやらなかなかうまく進んでない雰囲気。
新富町。雪に埋もれてます。電停にすら辿り着けません。
極力、融雪されてる道を選んで進みます。
せっかくなので富山市役所展望塔へ。劒岳の頭だけ少しみえたような。
360℃白い世界。
バス停の上の積雪。もし落ちたら、怖い。
県庁と松川べりの間の道。除雪が進んでないようです。この先スタックした車も見かけました。
雪が青白く光って見えました。不思議。
城址公園近く。丸の内。街中とは思えない光景に唖然。
丸の内の電停。線路の上にはフカフカの雪。明日に除雪されて電車が走るとは全く思えない光景。
そして、また来た道を戻りました。デコボコ道や曲がりくねった道。落とし穴あり、行き止まりあり、頭上への落雪あり…徒歩でも車でも危険な迷宮ゲーム状態。こんなんで翌朝の通勤時間帯になったらどうなるんだろう??恐怖しかありません。
2021年1月12日火曜日
いよいよ連休明け出勤。昨日よりも多少は除雪が進んでいたものの、歩道の歩きにくさは然程変わらず、車道を歩き出す。住宅街に入った方が除雪が進んで歩きやすい道もあるが、一つ道を入ったらまた歩きにくい雪道だったりして。除雪した雪が歩道の両脇に固められて、腰のあたりまでの雪の壁が続くところも。背丈以上の箇所もある。
通勤してる人は思ったより少なく感じられたが、昨日の祝日よりも圧倒的に人も車も多い。県から企業へのテレワーク要請もそこまで行き渡ってないのかもしれない。
バスはほとんどの路線がまだ運休。地鉄の電車はわりと動いてた方。そして…
4日ぶりに動く市電を見ました。
とはいえ、南富山駅前から富山駅間のみ。車道が雪で狭くなってるため線路上に車が入り、止まりながらの運行とのことで時間がかかる。富山大学方面は相変わらず除雪が手付かずのようで、運行再開する気配すらない。全線復活するのは一体いつになるのやら??
あちこちで渋滞。スタックする車も何台も見かけた。徒歩でも横断歩道前の雪山で転ぶ人も多く、私も何度もコケかけた。
いつもなら苦にならない距離の徒歩移動でも、やたらと体力が奪われて疲れる。登山ルックで歩く人も見かけたが、それが雪山だらけの街中を歩くベストな服装かもしれない。
帰宅時間も相変わらず渋滞。朝よりもひどくなってるように見えた。また今夜も帰宅難民続出なんだろうか?今は車に乗って富山市中心部に来るのは非常に危険。その日のうちに戻れなくなるかもしれないので…
雨も降り出し気温も上がり、除雪された箇所は雪も少しずつ解けている。一時は室外機が埋もれて窓も開けられなかったベランダの雪もほとんど無くなった。
しかし、明日もまた街中雪山大冒険が待っている。街中雪の大谷もまだ残ってるだろう。
最寄りのコンビニは、昨日とほとんど変わらず棚は空っぽ。
全国ニュースでは日本海側の大雪は既に過去の出来事となったのか、東京に降る雪と緊急事態宣言で大騒ぎだ。富山県もステージ2やらに入るというらしいが、今は新型コロナどころじゃない。記録的大雪被害の方が深刻問題。
いつ頃交通機関や物流は元に戻るのだろう?現状を見る限り、明日明後日にそれらを期待するのは無理そうだ。
2021年1月13日水曜日
全国ニュースでは富山の大雪は既に過去の出来事として報じられることもなくなってきた。しかし大雪の影響はまだ続き、終わってない。
昨日に比べると除雪も融雪も進み、アスファルトの見える道も増えてきた。しかしまだ脇道に入ると圧雪で真っ白で凸凹の道もある。そしてスタックする車も。
最寄りのコンビニの棚は少しずつ入荷してはいるものの、まだまだ品薄。
午後からは市内電車・環状線が運行再開。富山大学方面の停留所・線路の除雪もようやく進み、明日には運行再開するのでは?と期待してる。
5日ぶりに乗車した市電。動かない日が何日も続いてたせいか、市電が動くことに感動してしまうレベル。ちなみに南北接続はまだ再開されてない。
ニュースで県知事の会見があったことを知る。大雪の何日も前から「警報級の大雪」と報道が何度もされてたにも関わらず、「除雪車出動の判断に遅れ」という言葉に耳を疑う。
それと同時に、「警報級の大雪」という言葉から今回の災害級の大雪を予測できた人は県民でも少なかったのではないか?とも思った。
「不要不急の外出自粛」という新型コロナ対策と同じ言葉ばかりが繰り返されていたが、「3日分の食料品を用意」「停電に備えてスマホの充電を」「電気を使用しない暖房器具の準備を」といった災害対策はほとんど伝えられてない。
そして立ち往生が県内各地で発生し、帰宅難民続出、停電があった地域もあり、物流ストップでスーパーの棚は空っぽ。
「不要不急の外出自粛」だけでは身を守れない。台風対策同様の備えが今回の大雪では必要だった。
そして公共交通機関だけではなく、自家用車も使えない状況。車内で長時間過ごす時の注意点なども含めて、帰宅難民になった時の対処法も把握してなければならなかった。
富山は雪国と言われてる割には、平均的な積雪量は多くなく気温も極端に低くない。数年おきに大雪はあっても、最も大変なのは降り始めの初日くらい。大雪くらいで何日も電車が動かなかったり、渋滞で夜を明かすことになるなんて、誰も考えてなかっただろう。そして何日もスーパーで買い物が出来なくなるなんてことも。
全国ニュースで災害のニュースを見ても、どこか他人事。年末の関越自動車道の立ち往生のニュースですら、自分の身に降りかかるなんて想像もしてなかっただろう。
県知事の会見を見て非難する前に、県民自身は大雪への備えはしていたのか?と思う。これまでの大雪と同様に、朝は早めに家を出て出勤すればいい…という従来の考えは今回の大雪ではリセットした方が良かった。
必要だったのは事前の気象情報、自宅周辺の状況確認、早めの判断・備え。十分な情報が揃ってなくても、過去を参照しすぎずに先読みして判断する。それが今回の大雪での教訓だと思った。
そして、次は強風がやってきたようで。風が強い。
2021年1月14日木曜日
市電がまともに使えない日も、もう今日で7日目。ようやく昼頃に全線運行再開したとのこと。
先週金曜日からの続く長時間徒歩通勤もようやくピリオドかもしれない。もう身体がバキバキ。通勤だけでヘトヘトになり仕事にもなかなか集中できない日が続いてる。
除雪も進み、積雪量もだいぶ減った。やっといつもの大雪レベルの積雪になった。
雪が解け始めると、次は屋根雪が怖い。歩いていてもいつ頭上に屋根雪が落ちてくるかわからない。ヘルメットを用意したいくらい。とりあえず帽子と防寒着のフードも被って、頭を守ってみる。
仕事帰り、1週間ぶりにスーパーへ買い物に。しかし棚はほとんど空っぽ。野菜・肉・魚や牛乳や豆腐などの日配食品はもちろん、お菓子もカップ麺、米もパンも品薄。ほとんど残ってない。お惣菜もパンも全く置かれてない。通常通りの品揃えなのは、酒類とおつまみくらい。
麻婆豆腐の素は売ってたけど、豆腐がない。カレーうどんの素はあるけど、うどん玉がない。
仕方がないので、お酒とお菓子を買って帰った。食糧難というほどではないが、ここ2日ほどはお菓子やカップ麺などの保存食ばかり口にしてる。
思った以上に大雪の影響が長引いている。交通機関や路面状況はだいぶ元に戻りつつあるが、物流はまだまだ滞っている。
郵便物も全く配達されてないようだし、宅配便の引き受けも停止されている。フリマアプリの出品は先週から止めているし、まだまだ再開できやしない。ネットショッピングもできない。
日常生活に戻れるのはいつなんだろうか?あと数日の我慢と思っていたけれど、思った以上に長い。
明日こそは一週間ぶりに、いつもの通勤経路で出勤できるのだろうか??次の土日は疲れた身体の休養で終わりそうだ。
2021年1月15日金曜日
雪の降り始めから一週間。長い一週間だった。南北直通運転ではなかったが、市電も全線復活。一週間ぶりに通常の通勤経路での出勤だった。
朝は路面凍結で道路はまだ渋滞してたようだけど、公共交通機関は一部運休区間があるところもあるが、だいぶ元に戻ってきたようだ。
最寄のコンビニに寄ったら、品揃えはほぼ通常通り。パンも弁当類もあった。牛乳もあった。昨日まではどこに行っても売ってなかった牛乳。ようやく買えた。
明日からは市電の南北直通運転再開となり、完全復活。
8日ぶりの市電全線完全復活。やっぱり市電が普通のに動くことはありがたい。
この日記の追記更新も今日で最後になることを祈ってます。
2021年2月17日
再び「警報級の大雪」とニュースが叫ぶ。朝から吹雪。とはいえ朝のうちはまだ交通麻痺もそれほどでもなく。しかし日中もずっと降り続く雪。
バスや電車も遅れてるようだった。
富山大学方面・環状線の市電が立ち往生する姿を見かけて、嫌な予感がした。
そう、また市電が止まった。富山港線は動いてるけど。市電ってこんなに雪に弱かったっけ??
市電が雪に弱いというよりは、今年の雪は積雪スピードが早く、道路の除雪が追いつかないのだろう。
歩く途中、稼働中の除雪車を見かけた。先月の大雪を教訓に、翌朝を待たずに日中でも除雪車が作業を進めている。
帰宅してエアコンのスイッチを入れても動かない。外を見るとやはりまた室外機が埋まってて、すぐに雪から救出。でもまた今夜埋まるかもしれません。
週間天気予報を見ると、週末は気温がぐっと上がり春のような暖かさになりそうなので…明日明後日までの辛抱と思って、明朝は早起きです。テレワーク?休暇?時差出勤?そんなのものとは関係ない環境にいるので、明日も通常通りの通勤です。もしかしたら市電は明日まで動かないかもしれないけれど…