棟方志功を追いかける青森旅2日目は青森県立美術館へ
↓1日目・棟方志功記念館へ訪れた前回の日記はこちら
目的はもちろん…生誕120年棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ
そうです。春に富山県美術館で開催された棟方志功展の青森展を見に来たのです。
- いざ入館
- 「棟方志功展示室」、そして驚きの連続!!
- いよいよ富山・福光コーナーへ
- 神々しい!!『華厳松』専用の特別部屋登場!!
- 青森県立美術館ならではの展示も
- 「私たちの柵綴りin青森」2回目の柵綴りチャレンジ
- おまけ・ねぶたミュージアムで見つけた棟方志功
- 青森旅終了、そして次に向かう場所は…
↓富山展に行った日記はこちら
いざ入館
実は前日の棟方志功記念館で共通プレミアムデザインチケットを購入してたので、青森県立美術館では到着してすぐ会場へ向かうことができました。
会場は地下。受付カウンター横のエレベーターで地下へ。
富山展では観賞後に気づいた「撮影OK」は入口に掲示されてたので、撮影しながら楽しんでる人も多かったです。
基本的に富山展とほぼ同じ作品展示ですが、展示順序や見せ方は美術館によって異なります。同じ作品でも美術館の数だけ様々な楽しみ方ができる!それが巡回展の面白いところ。
「棟方志功展示室」、そして驚きの連続!!
青森県立美術館には棟方志功作品用の常設展示室があるようです。
視界を遮るもののない、白くて広い広いスペースに飾られた『二菩薩釈迦十大弟子』!
この圧巻さに「おぉっ!!」っと思わず唸ります!
白くて広い部屋を贅沢に使った展示に、富山展で見た時よりも迫力が増してました。
美術館内はいくつかの部屋を渡り歩くような構造になっていて、部屋によっては360度棟方志功作品に囲まれるという体験したことのない空間もあり、ほとんどの作品は見たことがあるものばかりなのに、初めて出会ったかのような驚きばかり。美術館のスケールの違いだけでこんなに変わるのか…と、ただただ圧倒。
いよいよ富山・福光コーナーへ
ついに来ました!富山の疎開時代…福光コーナーに到着です!
青森ではどんな富山・福光が発見できるのだろうか…??
富山・福光ゆかりの作品が多く並ぶ部屋。
そして岡本かの子の詩『女人観世音』
岡本かの子は芸術家 岡本太郎の母。昨年から年初にかけて岡本太郎展を追いかけて大阪・東京・愛知と旅したこともあり、自分の中での不思議なつながりが見つかったかのような。
ちょうど7月に岡本かの子の眠る多磨霊園にも足を運んでたところでした。
順路に従いエレベーターで移動して続きの展示室へ
ここの美術館はスタッフの誘導がないと順路がわからなくなる構造。まるで不思議な世界に迷い込んだような空間。
そして次の会場で見つけた部屋、それは…
神々しい!!『華厳松』専用の特別部屋登場!!
その部屋の名は「華厳松」!!
そうです!福光の光徳寺にある襖絵『華厳松』です!!
↓5月に光徳寺へ訪れた日記はこちら
この『華厳松』だけが飾られている専用ルーム
あまりの神々しさに思わず感動の涙が溢れてしまいます。この作品が美術館で鑑賞できることがどれだけ貴重なことか、青森展でどれだけ大切にされているかが展示を見るだけで一気に伝わってきたのです。
5月に光徳寺で交わした会話が思い出されます。「これを機に多くの人に見ていただきたい」と。そして一年近くの長い旅に出た華厳松の姿を思い浮かべていたな…と。
見慣れた馴染みのある日の出屋製菓の包装紙
そして福光駅からの道のりを描いた巻物
まさか青森展で富山展以上に福光の棟方志功を体験できるとは思いませんでした。
青森県立美術館ならではの展示も
青森展では富山展ではなかった作品も多く、次々と出てくる出てくる作品の数々!!
他にもコレクション展として棟方志功を描いた版画作品や青森県ゆかりの作家作品も盛りだくさん!!
チケットにはコレクション展の観覧料も含まれてたので追加料金もなし。ウルトラマンをデザインした成田亨の原画展示もあり、コレクション展だけでもものすごいボリューム。
そして青森県立美術館の名物・あおもり犬も
とにかくスケールがビッグな作品や展示が多い美術館。美術館の建物自体も広く大きく、巨大な芸術作品でした。
「私たちの柵綴りin青森」2回目の柵綴りチャレンジ
今回楽しみにしていた美術館イベント
富山でも開催されていた「私たちの柵綴り」の青森版。
青森版といっても作り方や手順は同じ。ちなみにスタンプには「NHK富山放送局」のシール。
これには思わず笑ってしまいました。まさかこんなところで「NHK富山放送局」と出会えるとは。
2回目ということもあり、スタッフさんの説明も省略の上でペタペタスタンプ。
裏からカラーペンで色を塗り、裏返すと…
なんか暑さで爆発してしまった、ぶっとんだ作品になってしまいました。それだけこの日も暑かったんです。
「富山から来ました!」とスタッフさんたちに話すと「富山から?!」次々と驚かれ、作品と共に記念撮影もしてもらいました。
その日、青森県立美術館のSNSでも紹介してもらい、嬉しい旅の思い出になりました。
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ボリュームたっぷりで美術館だけで丸一日過ごしてしまい、「時間余ったら三内丸山遺跡も行きたいな…」という予定は次回の青森旅の時へと先送りとなりました。とにかく青森に来たとは思えないほどこの日も暑かったので。
おまけ・ねぶたミュージアムで見つけた棟方志功
旅の3日目、青森からの出発前に「ねぶたの家 ワ・ラッセ」にも立ち寄りました。
入場チケットも棟方志功
ねぶたを愛した棟方志功の言葉もあり
青森ねぶたと棟方志功について書かれた展示もありました。
ねぶたの色彩が作品にも生かされていた…と棟方志功記念館で見てたドキュメンタリー映画でも話されてたな…と思い出しました。
ちなみにねぶたミュージアムでは直近の祭で使われたねぶたの展示も。今年の8月のできたてほやほやのねぶたが間近で見れるとは思いませんでした!
青森旅終了、そして次に向かう場所は…
りんごアイス食べて、りんごパイ食べて、りんごジュース買って…東京行きのはやぶさに乗り…
東北新幹線限定の「ずんだアイス」を味わいながら…
次に向かう場所、それは…
宇都宮です!!
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