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世界一のツリーを見るために富山から来たもののイベント営業開始前に到着したため、ポートタワーでゆっくりしていたのですが、時計を見たら既にお昼過ぎ。慌てて再びツリーの元へと戻ります。
先程は開店前だったインフォーメーションセンターも開いてました。
センター内には木のボールがあったり。
丸太の椅子も。
テレビ画面には、氷見から伏木港そして神戸港に到着するまでのダイジェストVTRが流れてました。ニュースでも目にした、トラックや大型船で大木が運ばれていく映像です。
掲載雑誌・新聞の切り抜きも展示。
北日本新聞、富山新聞の記事はいくつもいくつもありました。
記念に私もオーナメントにメッセージを書きました。
書いたメッセージはスタッフへ手渡し。自分で取り付けできるのかと思ってましたが、あれ程の高さの木ですし…よく考えてみたらできるわけないですよね。
オーナメントが入っていたカード入りの袋は記念にお持ち帰り。
メッセージも書き終え、いよいよツリーの展望台へ。
展望台チケットを買いに行きます。
展望台のチケット。千円でフリーでしたが何度も上り下りする時間もないので、とりあえず1回分。
チケットを持って、入場口へ。
階段を上って目に入ったのは…魚型の木札。
木の幹に触れることができました。手のひらを幹に当てると…ほんのり温かい。
しめ縄は氷見で掘り起こす際に付けられたものでしょうか。
木を囲むように、丸太の椅子も。
魚型の木札はツリーを囲むように飾られていました。風に揺れてコトンコトンと音が鳴っています。
魚型の木札に書かれていたのは…氷見市民・富山県民からの世界一のクリスマスツリープロジェクトの成功を祈るメッセージでした。「この木が神戸と氷見の架け橋になりますように」「氷見の木が神戸で世界一になりますように」富山から旅立つあすなろの木へ託された願いを読むたびに、ネットでの炎上騒動が哀しいことのように思えてきます。
風に揺れるオーナメントや魚型の木札の音はこちらの動画からどうぞ。
展望台で偶然、氷見出身・神戸在住の女性にお会いすることができました。
テレビニュースで生まれ故郷からやってきた木が神戸で世界一のツリーになったことを知り、メリケンパークに駆けつけたとのこと。「氷見の木が神戸にあるなんて、不思議な感じですね」と話し始め「ああ、あなたも富山の人ね。富山訛り、懐かしいわ」と。その女性はとても嬉しそうに懐かしそうに、自分と同じ遠い故郷から神戸にやってきた木を温かく見守っていました。
もう少しゆっくり木の下でお話したかったのですが、あいにく私の予定の時間が迫っていたために私は先に展望台から下りることに。
「私はもう少しの間、ゆっくりここで木を見ているわ」とその女性は笑顔で私に手を振ってくれました。
予定よりもメリケンパークに長居してしまったので、IKEAに寄ることなどできず。慌てて三ノ宮駅へダッシュ。今度はもう少しゆっくり神戸観光したいな…なんて駆け足の旅をする度に思うものの、いつも駆け足の旅ばかり繰り返している私ですが。
三ノ宮駅から
新快速に乗れば、大阪まで20分程。
そういえば前回神戸に来たときも、前々回神戸に来たときも駆け足で、短時間の滞在だったな…そんなことをホームで思い出しました。
私は批判や反対する人に反対する気はありませんし、このプロジェクトの趣旨に完全に賛同して推奨しているわけでもありません。
ただ、実際に現地に訪れて気づいたのですが、このツリーには氷見市民をはじめ多くの人の願いや祈りが込められていて、メリケンパークに訪れる多くの人に笑顔を与えているのです。
もし反対運動が押し通されて、このプロジェクトが中止されてしまったとしたら…それはとても淋しいことのような気がしたのです。
すぐ近くまでいたのに、ライトアップもルミナリエも見れなくて悔しかったというのは、ここだけの話ということで。
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