気温が35度前後の酷暑が続く今年(2018年)の夏。そんな暑い暑い真夏でも、クーラー要らずで涼める場所が富山にはあるのです。その場所とは…立山!
「立山」と聞くと多くの人が想像するのはトレッキングや登山かもしれませんが、そこまで体力と気力の自信がない人でも(私自身のことです)立山はめいっぱい楽しめます。
立山黒部アルペンルートの乗り物に次々と乗っかっていけば、ほとんど歩くことなく標高2450メートルの室堂をはじめ、大観峰や黒部ダムまで行けるのですから。
さらに、毎年夏の期間中は富山県民キャンペーンで運賃が2割引(こどもは5割引)。
富山県内に生まれ育っている人ほど立山はめったに行かない場所の一つですが、せっかくの機会。早速、避暑がてら出発です。
黒部湖(黒部ダム)までの往復券を2割引で購入。富山県民でよかった…と思えた稀な瞬間。
周囲を見渡すと…富山県民割を適用してるような人は他には見当たらず。立山へ向かう人は県外・海外からの観光客が大半なので。
暑い陽射しがまぶしい立山駅。お盆なので大混雑覚悟でしたが、思ったほどでもなく。(もちろん空いていたわけではなく、混雑はしていましたが)
昨年秋にNHKで放送されたブラタモリのご案内。この番組を見て、私も夏の立山に行きたくなったともいえます。
タモリさんのサインも展示。
駅内は富山もようだらけ。
きっぷ購入時に指定された時刻の立山ケーブルカーへ乗車。お盆やGWなどの大混雑時はここが最大の難所(ひどい時は待ち時間が2~3時間になることもある)となるが…わりとスムーズに乗車。
スムーズに乗車したといっても、ラッシュ時の満員電車のような詰め込みっぷり(とにかくスペースがなくなる限界の人数まで乗車させられる)。
人に潰されてカメラ構えてる余裕もほとんどないままに、美女平到着。そして脇目も振らずに室堂行き立山高原バス乗り場へ。
高原バス内には充電用のUSBコンセントが!今回初めて見つけたので、今年から着いたのでしょうか?これは嬉しい設備。コンセントに接続して写真や動画を撮りまくりです。
立山高原バスは全員着席なので人に潰されることなく、ゆったり座って車窓を楽しみます。
車窓から称名滝。春のバスツアー時も見えなかったので、今回はラッキー。
ブナ林を抜けると空が広がり
見下ろすのは富山平野と富山湾。春に来た時は雲海が広がってた辺り。
春に通った時は雪に覆われていた弥陀ヶ原も駆け抜けて行き。
ソーメン滝もよく見える。
室堂バスターミナルに到着するなり、またまた脇目も振らずに立山トンネルトロリーバスへ。「往復だし復路でゆっくり見ればいいや」などという甘い考えを後悔することになるとも知らずに…
関電トンネルのトロリーバス廃止に伴い、来年(2019年)からは日本唯一のトロリーバスとなる立山トンネルトロリーバス。半袖のTシャツ着用だったので、バスに乗り込むとヒンヤリと肌寒い。持参したカーディガンを車内で羽織ります。
トロリーバスから降りれば大観峰の絶景なのに、振り向くことなく立山ロープウェイに直行。これも後々悔やむことになるとも知らずに…
ロープウェイ乗り場より。ここからの眺望も素晴らしい。後立山連峰と黒部湖がよく見えます。
ロープウェイは再び超満員の潰されながらの立ち乗りで。
紅葉の季節が最高な立山ロープウェイですが、緑の中に雪渓残る景色もいいもので。
黒部平の展望台も売店にも寄らずに、またもや次の乗り物へ直行。黒部ケーブルカーです。「売店も展望台も後でゆっくり見ればいいから…」と自分に言い聞かせて。
車内はわりと余裕。座ろうと思えば座れたのに、前方へ行きたがる好奇心に負けてしまいます。
立山駅から出発して2時間少しで黒部湖まで辿り着きました。脇目も振らず直進し続けたので、わりとハイスピードでの到着です。
忘れないうちに越中富山ふるさとチャレンジのスタンプを。
乗車券売り場の駅員さんに尋ねたらスタンプ押してもらえます。
さあ、みんな大好きな黒部ダム!楽しむぞ!!
…と言いたいところですが、この日どうしても乗っておきたい乗り物がまだ残っています。それは…今年でラストランになる関電トンネルのトロリーバス。黒部ダムのアーチを横切って、トロバス乗りおさめへ出発です。
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