ふるこはんフェスをきっかけに訪れた伏木。フェス会場の勝興寺へ向かう前に資料館めぐりです。北前船資料館に続いて、次は気象資料館です。
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古国府(ふるこくふ)。奈良時代、越中の国府は勝興寺のあたりにあったと言われ、古国府…ふるこくふ…ふるこはん、と地元で呼ばれるようになったそうです。
勝興寺へと続く坂道を進むと見えてくるのが「高岡市伏木気象資料館」
こちらも越中チャレンジののぼりが目印です。
9月も終わろうとしているのに日差しも強く気温が上がり、汗だくで到着。
この資料館の建物は、旧伏木測候所。明治時代から残る気象観測施設とのことです。
藤井能三(ふじいのうそう)像がありました。伏木港に三菱の洋式船を寄港させるため、日本海側初の西洋式灯台を設置したのが藤井能三。伏木測候所は伏木燈明台の一室に設けられたことが始まり。
資料館の中へ入ります。
越中チャレンジなど各種スタンプは玄関の下駄箱の上に置かれてました。スタンプだけ押して行ってしまう人もチラホラと。
ここでも越中チャレンジ合格カード割引で入館。他に入場者がいなかったので、館内スタッフの方にマンツーマンで伏木測候所の歴史を教わりながら周ることに。
お話は伏木の歴史から。伏木測候所ができるまでの経緯、県に移管され、国へ移管され…そして高岡市へ払い下げられて資料館となるまでのお話も。
この気象資料館は地球温暖化監視のための重要な観測所とのこと。日本全国15地点のうちの一つがここ伏木。
窓の外から見えるのが、気象観測機器。現在非常用電源のためのソーラーパネルを付ける作業中とのお話でした。
2017年に完成した復元工事では、床下から発見された建設当初使われていた木材を利用して当時の建物の姿に復活させたというお話も。
こちらの部屋では明治時代の気象記録を閲覧することもできました。
今は空きが目立つ棚ですが、元々は書庫だったそうです。
玄関からは越中国守館跡の石碑が見えます。越中国守とは大伴家持のこと。大伴家持の館があったのもこの場所。
たっぷり伏木の歴史話を聞くことができて、とても幸運でした。今日聞いたお話を少しでも頭の中に残しておきたい…と思い、急いでこの日記(ブログ)を書いている次第です。
ふるこはんフェスの帰り道、特別にライトアップしている気象資料館も見ることができましたとさ。
さて、残るスタンプはあと一つ。令和ブームで持ち切りの万葉歴史館へ向かいます。
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