とやまおでかけ日記

富山県内を観光客のフリしてあちこち遊びに行って「とやまおでかけ日記」というブログ書いてます。

チューリップテレビ ドキュメンタリーフェスティバル2023へ

梅雨入りの知らせも近づく6月。富山大学黒田講堂へ

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チューリップテレビ ドキュメンタリーフェスティバル2023を見に行きました。
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私が見に行ったのは2日目の「はりぼて」からトークセッションまでと、3日目の頭から最後まで。
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昼食のために少し抜けた時間もありましたが、ほぼ終日鑑賞。さすがにちょっと疲れました。

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2日目

まずは4度目の鑑賞となった「はりぼて」から

1・2回目は公開時の3年前、3度目は最近Amazonプライムで見たばかりでしたが。

↓Amazonプライムはこちら

はりぼて

はりぼて

  • 山根基世
Amazon

3年前にシネモンドやほとり座で観た時よりも、終盤の退職報告シーンの奇妙さが引っかかります。

 
 
 
 
 
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上映後には3年ぶりに聞いた監督お二人の舞台挨拶。当時は話せなかったというラストの退職シーンについてのお話も。

映画制作者4名でのトークセッションでは、地方におけるテレビ局と県、経済界との関係などメディア事情が話題の中心に。一般人の私にとって業界の話はどこか遠い国のお話のようにも聞こえてしまったり。

3日目

この日は朝9時から参加。2日目はドキュメンタリー映画だったのに対して、3日目は過去にチューリップテレビで放送されたドキュメンタリー番組の上映。

全てで7本の番組が上映。しかし幕間の休憩が10分ずつしかなく昼休憩も設けられてなかったので、さすがに昼食のために少し抜けましたが…

この日上映されたのは過去に受賞した作品ばかりだったようでしたが、私自身の好みと合うものもあれば合わないものもあり。面白いのとつまらないものの差が激しかったです。同じテレビ局の番組なのに…

制作者の話も聞ける貴重なイベントで今日は無料なのに雨のせいか、とても人が少ない。有料だった2日目の方がまだ席埋まってたような。

そもそも告知不足のような気もしないでもない。自分も開催知ったのは金曜の夜だし。

…と思ってたが、「沈黙の山」になったら客席はそこそこ埋まり出した。それでも全座席の半分も座ってなかったかな。

 

このようなイベントでは定番のアンケートもなく、質問コーナーで挙手しないと何も言えない仕組み。最後に一言言いたかったけど、時間切れ。

これだけ大がかりなイベントなのに、参加人数も少数でアンケートもなく。なんか勿体無い。

視聴者が番組制作者の話を直で聞く機会なんてなかなかないし、番組制作者側も視聴者の反応や声を直接見聞きできる機会は貴重なのではないでしょうか?

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今回のドキュメンタリーフェスティバルで特に興味深かった番組

  • 「残溜 〜イタイイタイ病公害病認定50年〜」
  • 「異見 〜米国から見た富山大空襲」
  • 「沈黙の山」

イタイイタイ病がテーマの「残溜」が期待通りに見応えありました。イタイイタイ病資料館では知ることのできない話も多く盛り込まれ、認定制度の歪みに対する患者たちの複雑な心中、そして中国で起きている痛痛病の話も衝撃で。

「沈黙の山」は2018年の放送時も見てたので今回で2回目。当時、県で計画された立山黒部アルペンルートの通年営業の問題に迫った番組。富山の観光に直結するため、ニュースで流れてた時から気になってた問題でした。その後の無謀な計画自体がうやむやになる過程や更なる追跡も見たかったですが…経営上の判断で中断となったのはとても残念なことです。

 

今回上映された番組以外にも、過去にはきっと多くのドキュメンタリー番組が放送されてたと思います。

テレビ番組は放送で視聴のタイミングを逃してしまったら、再放送がない限り見ることが不可能になってしまいます。

ぜひ来年以降もドキュメンタリーフェスティバルが継続開催され、今だから振り返りたい過去の番組も再び会場で見られるようになったらいいな…と願いながら会場を後にしたのでした。

↓舞台挨拶つき「裸のムラ」を観に行った日記はこちら