高志の国文学館で本日(12/16)から開催の企画展「没後50年 コスモポリタン 翁久允 OKINA Kyuin 脱日本人!展」へ
「翁久允のことば」特別上映会&制作担当者トーク
展示初日だったこの日、北日本放送(KNB)で放送された特別番組「翁久允のことば」の特別上映会&制作担当者・松本芽久美さんによるトークイベントもありました。
番組「翁久允のことば」は本放送時うっかり見逃してしまったため、今回のイベントは貴重な視聴チャンス。
富山で長い歴史を持つ民放局・KNBには生前の翁久允さんが出演された映像や音声が残っており、上映された番組内で「動く翁久允さん」「翁久允さんの声」も流れたのには驚きでした。
制作担当者の松本さんの祖父が翁久允と縁のある人物だったとのことで、ステージには当時使われてたカバンが飾られてました。
番組内で朗読されてたのは劇作家のタニノクロウさん。富山出身で翁久允と同じく医者の次男であることから朗読を依頼されたとのこと。
演じるというよりは、翁久允の心に寄り添いながら自分自身の心の言葉かのような朗読で、「翁久允のことば」が時代を問わず現代にも心に響くことがタニノクロウさんの朗読を通じて伝わってきました。
YouTubeでも「翁久允のことば」が見れるようです(2023年12月現在)
翁久允展を鑑賞
入場券はいつものようにジョイフルカード提示の割引で購入です。
ジョイフルカードとは…画面を見せるだけで誰でも使える富山のクーポンです
特別上映会の後に企画展を鑑賞。展示では翁久允の残した日記や原稿、書物などが多く展示。高志の国文学館館長でもある室井滋さんの新作絵本「キューちゃんの日記」の展示もありました。
展示物の中には翁久允の幅広い交友関係を示す写真や手紙もありました。北陸電力創業者の山田昌作、おわら風の盆を復興させた川崎順二など、富山の偉人の名が次々と現れるのです!
私が翁久允を知ったのは越中富山ふるさとチャレンジ検定の勉強中でした。
↓最後の検定日記はこちら
検定対策として頭の中に詰め込んだ富山の偉人や書物の名を展示で目にしては「あぁ、そうだった。あれもこれもみんな検定勉強で知ったんだっけ…」と振り返るのでした。
猛勉強の末に難関と言われていた上級合格(ちょっとした自慢)も今となっては昔の話で、今の私に当時ほどの知識量はもうありません。
それでも越中チャレンジ検定のおかげで富山のおでかけがより楽しめるようになったことは間違いありません。
- 越中富山ふるさとチャレンジに関する日記はこちら
富山を飛び出しアメリカへ渡り、富山に戻り富山に根差した翁久允の生き方。そして日記を軸にした執筆が多いこと。
翁久允の生き方は私にも共感できることが多かったです。
私自身も日々ブログやSNSを通して「富山を知り、書き残す」ことを細々とですが続けています。なので、まるで「これからも富山について学び続け、日記(ブログ)を綴り続けなさい」と力強く励まされたかのように思えたのでした。
徒歩圏内で周れる翁久允巡り
高志の国文学館を見た後には…
富山市役所にある翁久允像
そして富山護国神社近くにある三尊道舎を見に行ったのでした。
松川べりのこの場所といえば佐々成政の悲劇となった黒百合伝説が思い出されます。
初詣のついでに立ち寄ったこともありました。
翁久允像も三尊道舎も高志の国文学館から松川に沿って歩いて行けるので、ちょうどいいお散歩コースとなりましたとさ。
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