とやまおでかけ日記

富山県内を観光客のフリしてあちこち遊びに行ったり情報を集めてます。

利賀でしか観られない花火劇『世界の果てからこんにちはⅡ』が観たくて〜はじめての SCOT Summer Season 2020

南砺市利賀村で毎年夏に開催されている演劇祭・SCOTサマー・シーズン。私がSCOT(Suzuki Company of Toga)を知ったのはほんの5年ほど前。いつか利賀に行って観てみたい!と思っていたもののひとつ。

昨年まではなかなかスケジュールが合わず(劇の日に休みが取れない、他スケジュールと重なる、など)悔しい思いをしていましたが、今年(2020年)ようやく予定が合い申し込むことに。

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まず初心者の私は「SCOT倶楽部」への入会からスタート。観劇予約に入会必須。f:id:ai110-12368:20200906075628j:image

電話で予約するのですが、予約開始日に電話したところ想像以上に電話がつながらなくて、何度も繰り返しリダイヤル。お昼頃にようやく電話がつながり無事予約完了。まるでひと昔前の人気コンサートチケット予約のよう。(最近はネットで予約してコンビニ発券が多いので、チケット予約の電話する機会もなくなりました)

そして当日。富山駅からの連絡バス(事前予約制)で利賀へ。富山市内から利賀まで片道500円は安すぎて申し訳ないくらい。
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北陸自動車道から東海北陸自動車道で福光ICを出て…f:id:ai110-12368:20200906012139j:plain城端や五箇山を抜けて…
f:id:ai110-12368:20200906075702j:image絶景を眺めながら…
f:id:ai110-12368:20200906012515j:image山道をクネクネと…(車酔いしない体質でよかった)f:id:ai110-12368:20200906075754j:image利賀村入りしてさらに進むと…
f:id:ai110-12368:20200906012116j:image会場付近のバス降車場に到着。約2時間のバス旅。f:id:ai110-12368:20200906075927j:image百瀬川を渡ると…
f:id:ai110-12368:20200906012041j:image富山県利賀芸術公園に到着。たぶん人生初。もしかしたら小学生の頃、利賀少年自然の家での宿泊時に行ってたのかもしれませんが…記憶が残ってない。
f:id:ai110-12368:20200906012625j:image花火劇『世界の果てからこんにちはⅡ』を観劇する野外劇場。写真ではよく知ってましたが、実物を見たのは(たぶん)初めて。設計は建築家・磯崎新氏というのはテスト*1にも出ます。
f:id:ai110-12368:20200906012256j:image先に受付を済ませます。合掌造りの横の白いテントが受付。
f:id:ai110-12368:20200906011737j:image受付お向かいの合掌造りは総合案内所・休憩所。入口にパンや飲み物の販売ブースが出てたので、笹に包まったますずし買ってみました。夜までの長丁場だし、お腹空いてたので…
f:id:ai110-12368:20200906011922j:imageまるで民俗資料館のような休憩所。贅沢な時間です。靴を脱いで畳の上でリラックス。
f:id:ai110-12368:20200906012022j:image越中富山ふるさとチャレンジのスタンプもこの総合案内所で押してもらえました。やっと12個目。
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集合時間までたっぷり時間あったので利賀国際キャンプ場まで散歩。キャンプ場にあるグルメ館を見物しようかと。
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百瀬川に沿って歩きます。モダンな建物が多い。f:id:ai110-12368:20200906011714j:image

池の水の透明感に驚いたりしながら、約10分ほど歩くと…
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キャンプ場にあるごっつお広場到着。
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利賀そばは売り切れてましたが…羽馬パン発見!!
f:id:ai110-12368:20200906011815j:imageいつものようにまた買いだめしてしまいました。

↓羽馬パンなど、ご当地パン祭りの日記はこちら

そろそろ野外劇場へ向かおうかとしたところで、雨。雨具持ってきてよかった…
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雨はすぐに小降りになりましたが、念のため持参のポンチョを羽織って集合整列時間待ち。
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整理番号順に並びます。「1メートルの間隔を空けて並んでくださーい」とスタッフからの掛け声があるものの、スペースに限りもあるので密回避はなかなか難しいところ。テンション上がってる観客は仲間で集まって盛り上がってるし…なかなかの密状態。
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私の肌感覚では、東京などの都会から来てる人も多いのかなぁ…といった印象(話し方や雰囲気から判断)。富山駅からのバス乗客の半分くらいは新幹線で来てるような雰囲気あったし…きっと旅行として来られてるんだろうなーと。ありがたいことなんですが…富山県内からはどれだけ来てたのか?が気になるところ。

着席。こちらの写真は開始前のステージ。f:id:ai110-12368:20200906011846j:image

演劇中の撮影は禁じられてはいなかったみたいですが、観劇に集中したいこともあって私は個人的に撮影は自粛しました。
演劇も含むステージを撮影する習慣が私自身にはないので。
なので他観客が当たり前のように撮影してることにはかなり驚きました。
場所が違えばルールも変わるとはいえ、やっぱり私にはどうしても抵抗があり、演劇中にスマホ出す勇気はなかったです。

そのおかげで…利賀でしか観れない新花火劇、存分に楽しむことができました。

劇のストーリー中に演出として花火が打ち上げられるため、ただ打ち上げ花火を見上げるのとはまたひと味違った感覚。空に打ち上げられるだけではなく、舞台の水辺も花火で埋め尽くされたラストは…ただただ、圧巻。

というわけで、この日記に舞台や花火の写真はありません。

最後に演出家・鈴木忠志さんの挨拶。利賀での演劇活動を開始したのは1976年、今から44年前だったとのこと。
私の幼い頃には既に活動されてたというのに、私がSCOTを知ったのは富山について学び始めた頃のほんの5年前。
私もその例に漏れてなかったように、富山県内に生まれ育っててもSCOTをまだ知らない人はかなり多いと思うのです。(実際、身近な人に話しても「へー、そんなの利賀でやってるんだー」といった反応が多い)

日常会話で東京や大阪に定期的に演劇を観に行くという話はあちこちでよく耳にするのに、利賀へ演劇を観に行ったという話はほとんど聞かないのは不思議な気もします。

終演後、振り返って見た野外劇場。神々しい雰囲気。まだステージに余韻が残ってました。
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この後の岩舞台での「山椒魚」、翌朝の鈴木忠志さんのトークも見たかったのですが…今回は翌日に予定があるため日帰り。再び連絡バスに揺られて富山駅へと戻りました。

来年は泊まりがけで他の舞台も見れたらいいなぁ…

 

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 【おでかけうさぎのひとりごと】

演劇と聞くと、そこまでファンではない人(自分のこと)にとっては高尚で堅苦しいイメージがどこかありましたが、花火劇は理屈や言葉ではなく感覚だけでも感動できるので、何も考えなくても楽しめたのがよかったです。

この演劇が富山らしいか?といえば、人によってはそうではないかもしれません。(むしろ私個人の感想としては洗練された都会的な舞台に思えた)

富山県内でももっと多くの人に知られてもいいのにな…と思う一方で、気軽に観に行ける場所ではないからこそ本当に好きな人・観たい人だけが集うところがいいのかもな…とも思います。ある意味とやまマニア度も試されますね。

新幹線や飛行機代をかけずに、ガソリン代orバス代だけで貴重な舞台を観に行けるのは…やっぱり富山在住の特権なので、予定が許す限りは毎年見に行きたいものです。

 

↓南砺市関連の日記一覧はこちら

*1:もちろん越中富山ふるさとチャレンジ検定のこと