とやまおでかけ日記

富山県内を観光客のフリしてあちこち遊びに行って「とやまおでかけ日記」というブログ書いてます。

冬のトロッコ 初日に乗車 〜冬の黒部峡谷プレミアムツアー

2022年冬にトロッコ電車が運行する!と昨年末にニュースで知った私。

通常であれば冬季は休業中の黒部峡谷トロッコ電車。ですが、2021年度に初企画として特別ツアー「冬の黒部峡谷プレミアムツアー」での運行が始まることになったとのこと。

f:id:ai110-12368:20220110141855j:image

どうせ乗るなら記念すべき初日に乗りたい!と事前申込の上、宇奈月駅へ向かいます。

冬トロッコ運行初日を祝うかのような青空。

f:id:ai110-12368:20220110132038j:image

宇奈月駅2階で受付。参加証とトロッコ乗車案内、記念の缶バッジがプレゼント。でんちゃー&くろべぇの缶バッジ、かわいい。
f:id:ai110-12368:20220110132105j:image

ツアー前半は2グループに分かれて黒部川電気記念館見学とセレネ美術館鑑賞へ。

私がいたグループは電気記念館見学が先でした。
f:id:ai110-12368:20220110131940j:image

館内スタッフの解説の後に自由見学。見学時間は20分ほどでしたが、コンパクトな館内なのでゆっくり回っても一通り見れます。

まぁ、私はもう何度も来てるので…バーチャルトロッコ(マルチモニターにトロッコからの風景が映し出されるもの)に乗って休憩したり、早めのお手洗いを済ませたりしてましたが…

電気記念館からは宇奈月名物・低速電気バスEMUに乗車。
f:id:ai110-12368:20220110132044j:image

乗車して数分も経たぬ間にセレネ美術館のある宇奈月国際会館に到着。ツアースタッフが駆け足でバスを追い越して到着してしまうほど、近い距離です。
f:id:ai110-12368:20220110132002j:image

セレネ美術館も私はもう何回も来てるのですが…

f:id:ai110-12368:20220110143821j:image

↓過去にセレネ美術館へ訪れた日記はこちら

ツアーということもあり、学芸員の解説付き鑑賞だったのは嬉しいポイントでした。

f:id:ai110-12368:20220110134006j:image

↓この作品だけは撮影OK(もちろん他は全て撮影禁止)
f:id:ai110-12368:20220110132100j:image

出発前「今のうちにお手洗いを済ませてくださーい」とスタッフさんの掛け声。
f:id:ai110-12368:20220110132123j:image

セレネ美術館から再びEMUで宇奈月駅へ。いよいよお待ちかねの冬のトロッコ乗車の時間です!!(この時点でツアー開始から1時間近く経過してました)

f:id:ai110-12368:20220110134336j:image

乗客はツアー参加客のみなので、きっぷの確認も特になく改札通過。

f:id:ai110-12368:20220110134309j:image

ホームに向かいます。
f:id:ai110-12368:20220110134233j:image

通常であれば窓なし車両(普通客車)も選べますが…冬なので全員窓付きリラックス客車です。受付時に渡された乗車案内で指定された車両に乗ります。
f:id:ai110-12368:20220110131955j:image

30人前後の参加客が4両に分かれて乗車。さらに撮影用に窓も全て空いてるので、密になる心配はありません。
f:id:ai110-12368:20220110133328j:image

汽笛の音と共に、冬のトロッコいよいよ出発!
f:id:ai110-12368:20220110135637j:image

車内放送はいつもの室井滋さんの案内ではなく、スタッフが直接マイクで読み上げるプレミアムツアー独自のガイド。

f:id:ai110-12368:20220110135649j:image

「本日はサービスで、いつもよりゆっくりの約5キロで走行しております」f:id:ai110-12368:20220110135656j:image

少しでも長く乗車を楽しめるし、写真も撮影しやすく、ありがたい。

「まもなくこのツアーの最大の見どころ山彦橋です」f:id:ai110-12368:20220110135644j:image

ツアー開始から1時間以上経過。ようやく待望の瞬間です。

「はっきり言います…山彦橋しか見どころはありません」f:id:ai110-12368:20220110133421j:imageこのツアー最大で唯一の見どころ、それが山彦橋!!

「もし上手に写真を撮れなかったお客様、ご安心ください!」
f:id:ai110-12368:20220110133430j:image

ん??とりあえず私は撮れたけど…

「帰りも全く同じ橋を通りますので…」

f:id:ai110-12368:20220110133355j:image

「もう一度チャンスがございます!」

そう来たか!このガイディング、面白いなぁ!

f:id:ai110-12368:20220110135750j:image

ゆっくり走行&再チャレンジも可能!こんなに撮影するのに優しいツアーもなかなかありませんよね?!

f:id:ai110-12368:20220110134817j:image
往路で山彦橋は撮れたので、復路は宇奈月ダム方向を撮ってみました。
f:id:ai110-12368:20220110134905j:image

逆光が眩しい。けれど、そのおかげでより雪景色が輝いて見えます。
f:id:ai110-12368:20220110134149j:image

貴重な冬トロッコを撮影する皆さんが手を振ってました。

f:id:ai110-12368:20220110134824j:image

ユーモアが散りばめられたガイディングに、「短い時間ながらも楽しんでもらいたい!」というスタッフの想いが伝わってきました。
f:id:ai110-12368:20220110134156j:image
乗車時間約20分。貴重な冬トロッコの時間はあっという間。
f:id:ai110-12368:20220110134506j:image

橋を往復するだけの約600メートル区間のコースとはいえ、その間にトンネル内で何度も停車の上、走行前の点検作業が繰り返し念入りに行われていました。それほど、積雪のある中での運行は厳しく慎重に慎重を重ねなければ実現できないものということがひしひしと伝わってきます。

乗る前は「新山彦橋を渡るだけでしょ?」と思っていましたが、初の冬季運行実現までの道のりまで様々な難題もあったのでしょう。きっと。
f:id:ai110-12368:20220110134512j:image

降車後に、走るトロッコの写真を撮りました。f:id:ai110-12368:20220110134518j:image

トロッコ撮影スポットである展望台まで雪をかき分けて進む気力はなかったので、宇奈月駅の2階にある待合室からガラス越しに撮りました。(ちなみに山彦橋は冬季立入禁止のはずなのですが…見えた人影は関係者かと思われます???)

 

立山黒部アルペンルート同様、黒部峡谷鉄道も冬季は休業するもの…という常識を突き破った今回のプレミアムツアー。

トロッコ電車は既に数え切れなくなってくるほど乗車している私ですが、初の雪景色の中を走るトロッコには心が舞い躍りました。

初めての企画ということもあり、まだまだ手探り状態のようでしたが、今後の冬の目玉イベントのひとつとして発展することを私も陰ながら期待しています。

冬に宇奈月温泉に訪れた観光客が冬季運行のトロッコを体験することで、全線開通時の春・夏・秋に再び訪れたい!と興味と期待を抱くチャンスにもなりそうです。

きっと翌年度以降に開催される時は…私が今回体験したよりももっと楽しい冬のトロッコツアーになるかもしれない…そんな予感がしたのでした。

おまけ

お店で食べるのは久しぶりの釜めし。

f:id:ai110-12368:20220110140026j:image

キャンペーン(とやま地産地消飲食店利用ポイント制度)で当選したクーポンが使えてホッとしました。使用期限が迫ってきてるので焦ってクーポン消化中です…